さて、コロナは依然として終息せず、東京オリンピックも開催が危ぶまれています。
「 悪い時には悪いことが重なる 」
という言葉通り、よりによって、オリンピック開催のときに、コロナが重なっているという最悪なタイミングです。
「 病気は冷えから起こる 」
という言葉もありますが、病気になって動けなくなると、筋肉を使わなくなり、発電できなくなることによって、冷えを助長します。
「 病人は呼吸が浅くなる 」
ということも必然的になり、酸素という熱を保持する最大の要素が欠けてくるのです。
本日も、いつも懇意にしている島根のお客様から相談がありました。
「 96歳のおじいちゃんの血圧が、上が170くらいまで上がっているので、何とかなりませんか? 」
「 では、まず、座布団を4,5枚重ねて、心臓よりも足が高くなるようにしてください! 」
「 次に、いつも言っている‘ふくらはぎ’をよく揉んであげてください! 」
「 それと、本日は、手の甲のツボの‘合谷’を揉んでみるとよいでしょう! 」
「 ‘合谷’は、人差し指と親指の骨の合流する所にあります 」
「 合流する点そのものは、喉の不調改善にも最適ですが、人差し指と親指の骨の上を刺激すると肺に良いのです 」
「 人差し指と親指を引き離すようにしても肺の呼吸が深くなります 」
「 血圧が高くなるのは、血圧を高くする必要性があるから、脳が血圧を上げさせているのです 」
「 肺の呼吸を深くして、酸素を多く取り込んであげるようにすれば、自ずと血圧は下がるはずです! 」
「 薬で半強制的に下げるだけでは、脳に酸素が行かなくなり、それこそ危険です! 」
「 薬はあくまでも場しのぎしかしませんので、なぜ、血圧が上がるのかを考える必要があります 」
「 とにかく、以上のことをやってみて、どれくらい血圧に変化があるか、また教えてください 」
と言って、今回は、「 合 谷 」の刺激を紹介したのでした。
すると、15分くらいして「 170の血圧が140になりました!! 」と連絡がありました。
このように、‘ふくらはぎ’や‘ 肺 ’の呼吸を深くすると、ほぼ100%、血圧は下がりますし、下がらなければおかしいのです。
身体は無理、無駄はしないはずです。
今回の「 合 谷 」は、万能のツボとして以前から紹介していますが、合谷に至る前の人差し指と親指の骨の当たりは、「 肺 」に対応しているということも学びましょう。
親指と人差し指の間の手の甲の溝を広げれば、肺呼吸も深くなり、睡眠も深くなります。
昨年よりの店主の課題が、いかに深い睡眠をとるためにどうするのか?
であり、その最たるものとしての「 首コリの解除 」があったわけです。
そして・・・・・
今回のテーマである「 霊覚者から学ぶ 」についてお話していきましょう。
今からの内容は、「 深い睡眠 」というテーマに沿ったものです。
「 深い睡眠 」こそ、疲れが史上最大に取れて、免疫の維持には度外視できない絶対の条件だからです。
以前のお話の中で、どのような寝相が、一番疲れが取れるか? というものがあったのを覚えていますか?
「 北枕で寝るのが一番良いって言っていたよね! 」
くらいが覚えている内容でしょうか?
その他には、覚えていませんか?
一様、エッセンスの中のエッセンスを集約してお話しているつもりですので、ぜひとも覚えて頂きたかったのですが、
「 胎児の寝相 」
が最高だったんですよね!!
覚えていますか?
これは、ベッカムなどの世界最高峰のサッカークラブの睡眠を深くするためのトレーナーも言っていたことです。
「 どんな状態の赤ちゃんでも、すぐ眠らせることができる! 」
と言っていた保母さんもしかりです。
すべて「 胎児の寝相 」が、完全に当たっていたのです。
しかし・・・・
ここで店主には、どうしても解けない課題があったのです。
それこそは、胎児の寝相ということは、「 横向き 」に寝るということなのですが、
「 どちらの脇腹を下にして寝るほうが良いのか?? 」
ということは、いろんな文献を調べてもわからなかったのです。
「 右の脇腹を下にした方が良い! 」
「 左の脇腹を下にしたほうが良い! 」
という説には、それぞれ納得がいくような理屈が書いてあるのです。
心臓を下にして寝れば、それこそ圧迫してしまうのだから、右を下にして寝るほうが良い、
逆に、左を下にして寝るほうが、リンパ液の流れには良い
というように、それぞれ、理屈は合っているのです。
皆さんは、どう思いますか?
「 どちらにこだわることなく、右も左も均等にすれば良いのでは? 」
という答えも返ってきそうです。
で、いろいろと調べているうちに、これは! というものを見つけたのです。
そのコメントをしていたのが、日本が誇るいつも神霊と一身同体であった最強の霊覚者です。
「 長命の秘訣は、右わき腹を下にして、毎夜、「 さ 」の字になって寝るべし 」
ということを語っていたのです。
「 さ 」の字とは、まさに、「 胎児の寝相 」とドンピシャリ一致しています。
そして、究極の答えが、‘右脇腹を下にして寝る’というものだったのです。
この答えが絶対正しいとは言いませんが、あらゆる真理をついていた人の言葉だけに、スッキリ感があります。
その他、この霊覚者の言葉には、
「 風呂に入る時は、右足から先につけ、最初は、乳首より上部はつけない方が良い 」
「 食事は二食が良い。朝六時に食べれば、晩も六時、朝七時に食べれば夜の七時にと十二時間空けると良い 」
「 胆石病には、牡蠣殻(ボレー)を粉砕したものを粉薬くらい飲んでいくと時間はかかるが治る 」
など、意味深な内容のことを語っているのです。
店主のこの霊覚者のことは、あまりに偉大であったために大いに参考にしています。
皆さんも、良いと思えるものであれば、自分で試してみて、じっくり観察してください。
鵜呑みにするのは絶対ダメです。
余談ですが、店主は、寝相がすこぶる悪く、右に左に回転し、起きると、頭が布団より30cmくらい飛び出ているのが常です。
ですから、最初は、右脇腹を下にして寝ているつもりですが、その状態を維持することは、死ぬまで不可能に思えます。
しかし、これだけ激しく動いていることにもメリットはあるのです。
そうです!
‘めまい’の最大の原因である「 耳 石 」という耳の中のカルシウムが固まりにくいということです。
寝相が良くて、寝ている間、頭がまったく動かない人は、「 耳 石 」が固まって、めまいを起こしやすい人でもあります。
もし、めまいで苦しんでいる人であれば、仰向けに寝ながら、首を左に曲げて10秒、右に曲げて10秒というように、頭を横に振ると耳石が解けてめまいが完全に治る可能性も高いのでお試し下さい。