今年も、早、残すところあと5日となってまいりました。
皆さんにとっては、どんな年でしたでしょうか?
先日、朝のテレビで、
「 あなたにとってのノーベル賞は、何ですか? 」
という特集がされていました。
これは、京大の本庶先生が、ノーベル賞を受賞したことにちなんだ企画でした。
自分で発見した、これは人に誇れる発見は何か? ということです。
その中で、思わず、「 オ〜、まさにそれ!! 」
という発見をした女性のコメントがあったのです。
その内容が、今、店主が求めているものに対するまさに神がかりなコメントなのです。
それでは、そのいきさつをお話してまいりましょう。
12月に、日本に‘琵琶の葉温灸’を広めているすごい実績を持っている社長との会話の内容です。
「 社長! 何とも言えない不定愁訴で困っているんだけれど、どうしたら良くなる?? 」
「 内藤君な! ガンだろうと、なんだろうと、どんな病気も本当にグッスリ眠れさえすれば治るんよ! 」
「 自律神経がおかしくなってしまうと、まともに眠れてないで! 」
「 では、どうしたらよく眠れるようになるのですか? 」
「 わしらは、ツボにお灸してよくするけどな! 」
「 具体的には、どこに?? 」
「 頭のてっぺんの百会、背中の腎臓のツボ、足の三陰交・・・」
というような治療家としての具体的な施術個所も教えて頂きました。
しかし・・・・
道具も必要ですので、だれでもできるという方法ではありません。
ということで、
「 だれもができる、深い睡眠をいかにして取るか? 」
というテーマで考えていたのです。
すると、朝のテレビで、自分のノーベル賞という企画である女性が放った言葉に思わず目が光ったのです。
では、その女性のノーベル賞とは、一体何だったのか?
それは、・・・・
「 わたしは、どんな状態の赤ちゃんでも瞬時に眠らせることができる! 」
というものだったのです。
皆さんも、この内容に思わず興味を惹かれますよね!
では、その答えとは、どのようなものだったのかと言えば・・・・
「 両手を交差させて、口元にもってこさせるんです!! 」
「 つまり、胎児の状態を再現させるんです!!」
と、その保母さんの女性は語ったのです。
それを聞いた店主は大喜びしました。
まさに、天の声を聞いたのです。
「 やはり、人間の原初に答えがあるぞ!! 」
と心は唸っていました。
健康のことを考えた時も、やはり、胎児や赤ちゃんの状態にすべての答えがあるんだ!
これこそ、人間では絶対考えられない神霊からの智恵が降りている「 易 経 」の偉大な教えである、
「 困ったり、前に進めなくなったときは、必ず、原初に帰れ! 」
という内容そのものです。
ですから、わたしたちが何歳になろうが、赤ちゃんや胎児の時の思いは、潜在意識に深く刻まれているので、この胎児の格好は、深い睡眠を得やすいはずなのです。
わたしたちの潜在意識は、絶えず、「 安 心 」を求めているのです。
その安心の究極の根源こそ、母のおなかにいた時に育まれているのです。
ですから、胎児の時を再現すると、潜在意識は安心してしまうので眠ってしまうのです。
何かに不安を感じている人ほど、眠れない状態ですので、「 不 安 」の対極にある「 安 心 」の状態を「 胎児の型 」で実現することも理にかなっているはずです。
ですから、寝るとき、胎児の型を取り、まさに胎児になりきるように思えばよいのです。
これと同様なことが、以前から紹介してきた
「 心臓の鼓動を聞いて 」
ガンを治した人の事実も、胎児の時のお母さんの心音の根源の安心音が導いた結果といえます。
そして・・・・
今週学んだ、飛び上がるほど嬉しかった内容こそ、あの整体の医聖である野口晴哉(はるちか)さんの言葉だったのです。
その言葉こそ、
「 眠りの質の良し悪しは、後頭部に現れる! 」
というものです。
人間を誰よりも観察し尽くした人の言葉は、あまりに重たいものがあります。
今のダイエットでは有名な「 骨盤ダイエット 」も、すべて野口さんが、ポツっといった言葉が原初なのです。
「 骨盤が閉まると、太れなくなるんだけどな! 」
などがそうで、いろんな人が骨盤ダイエットを提唱しているようですが、すべては野口さんのこの発見の延長線でしかなく、オリジナリティーはありません。
その野口さんが、眠りの質は後頭部に現れていると・・・・・!!
具体的には、これこそ、まさに、店主が最近大注目している
「 延 髄 」
に注目するしかない要素となっているのです。
延髄は、呼吸中枢であり、発熱の中枢でもあり、「 睡 眠 」の中枢なのです。
不眠症や眠りの浅い人は、この延髄の部分が硬く、飛び出してきているのです。
これを野口さんは指摘しているのです。
ですから、この後頭部の硬結を解除し、柔らかくしていくと、自ずと深い睡眠と深い呼吸ができるようになるわけです。
そのために、自分の手のひらでも後頭部をよくさすったり、揉んだりすることは大切です。
そして、今まで学んだ知恵を活かすならば、
延髄の反射区である
「 中指の爪の真下 」
をよく揉むことでも、延髄に対する適度な刺激となるのです。
この中指の爪の下をよく揉むだけで精神疾患が軽減する、と断言する医師もいたということも思い出してください。
健康の極意は、「 快眠、快便、快食 」であり、中でも、「 快 眠 」は、想像を絶する内容をもっています。
わたしたちが本当にグッスリ眠れると、魂があの世でクリーリングと充電されて帰ってきているのです。
ですから、眠りは絶対必要なのです。
ということで、今年最後のコラムとなりましたが、お読み頂いたことに感謝致します。