店主 内藤
ガンが治るあるいは治ったという本について思うこと

店主は、○○でガンが治るという本は、参考にこそすれ、ほとんど研究の対象にはしません。

なぜなら、体験談に載っているような‘奇跡’を、業者のいいなりになって浴びるほどたくさん摂取しているお客様でも、実際に体験している方は100人中1人いるかいないかでしかないからです。

これは、いくらその商品が良くても、飲み方の問題や、ガンの増殖を促進させる‘おなか一杯の食事’が効果を無にしてしまうことが原因だと思われます。

また、本を書いている方が、その商品の真の研究者(専門家)でない場合が多く、同じ著者が、ある時はプロポリスの本をかいてみたり、アガリクスの本を書いてみたりと、よく言われる‘業者の都合のいい’内容しか書かない傾向があるからです。

これらの書籍を見るたびに、店主は思うのです。

「○○でガンを殺すナチュラルキラー細胞の活性力が○○%上昇した!」と、さもすごいんだ!ということが言いたいのだろうけど、では、その○○を3ヶ月後、半年後、1年後飲み続けた場合のナチュラルキラー活性はどれくらいになっているの?と。

これも別ページの体験談で示しているように、飲めば飲むほど、飲み始めの効果など、まさかありません。

ですから、どの本にも半年後や1年後の結果なんて絶対書けません。

それに、そもそも、その健康食品○○が自分に効いているかどうかを、患者さんはどうやって判断しているのでしょうか?

せいぜい、今あるガンの痛みが和らいだり、レントゲンで小さくなっているのを確認する以外にはないように思います。

お医者様の中には、患者を素人と思って、ガンの血液検査(腫瘍マーカー)数値を全く見せない人もいます。

これでは、効いているか、いないかがわかりません。

ガンはいろんな腫瘍マーカーを調べれば、どれかに異常値が見られます。

例えば、CEAという腫瘍マーカーはいろんなガンに対応していますが、ガンがあれば必ずしも反応するとは限りません。

しかし、今、激増している‘乳がん’なら‘NCC−ST−439’という腫瘍マーカーにはほとんど反応し、異常数値を出します。
他のフェリチンなどの腫瘍マーカーに反応することもあります。

こういった異常な数値が改善されたかどうかを調べることは、いろんな‘無駄’を 防げます。

特に、ご年配の方は‘律儀’に効いても効かなくてもず〜っと飲み続けるという傾向があり、業者さんにとっては‘宝’ですが、店主はいつも心の晴れない思いでおります。

皆様が飲まれる健康食品は、あくまで‘病気を治す’という目的ではなく、病気を未然に防ぐものや足りない栄養を補うということが本来の趣旨のはずなのですが、90%以上の方が、何かの病的な不安があり、それを‘改善’しようとして健康食品を買われているのが現実です。

であるなら、皆様もご自身で、その期待する効果効能を吟味する目を養ってください。

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