昨日、頭痛で困っている女性がいました。
その女性は、今までほとんど頭痛というものを体験したことのない人です。
しかし、急に頭痛がし始めて当惑しているのです。
なんで、左の頭がモヤモヤと痛んでいるだろうか? と。
そこで、店主は、質問しました。
「 今までにまったくなかった頭痛が始ったということですが、最近、今までと違ったこと何かしていませんか? 」
「 そういえば、今日、ある医療機器を数時間ず〜としてたかな〜! 」
「 でも、直接、頭には触れていないんですけど・・・?? 」
「 ちなみに、その器機は、どこに触れていたのですか? 」
「 足と首にパッドを当てて電気を流していたのですが・・・ 」
「 もしかして、その器機が頭痛の原因ってこと??? 」
「 だって、その器機、ガ〇も治すスゴイものだということでしてたんですよ・・! 」
「 そうですか! でも、その電気を与える強さがちょっと強すぎたんじゃないですか? 」
「 だって、ビリビリくるような強い方が効くように思ったのに・・・・・! 」
「 あ〜それでは、首の筋肉が刺激が強すぎて硬直してしまったのですよ!! 」
「 ・・・・・!! 」
というような会話があったのですが、皆さんも得てしてこのような傾向があると思いませんか?
よく温泉にあるような電動の揉み器がありますが、グリグリと圧されると気持ちが良いので、1時間でも少し強めに連続でしてほしいと思いますよね!
しかし・・・・
実際は、15分くらいで一旦ストップするようになっています。
なぜ・・・???
これが、いつもお話しているように、どんなに気持ちの良い刺激でも
「 皮膚に対して垂直な刺激を与えると筋肉が硬直してしまい、返って痛みの原因になる 」
と。
ですから、もし、1時間以上ひたすら揉み器が、一定の場所の皮膚を垂直に圧す力を加え続けると、その箇所は、硬直してしまい、痛みが生じることになってしまうのです。
これを一般に「 揉み返し 」と呼んでいます。
当たり前のことなのですが、どうしても、整体もひたすら垂直に圧しているのです!!
これで、痛みを消すためにしている手技が、逆に筋肉を固めて痛みを増幅させていくことになっているのです。
そして、会話は続きます。
「 その首の筋肉の緊張で、脳に酸素がまともにいきにくくなったことによる酸欠で頭痛が起こっているのです! 」
「 では、その解決策はどうするのかを説明すると・・・・ 」
「 手っ取り早くは、足の親指の付け根とその周辺に痛みを感じるでしょうから、そこをゆっくりしごくのです! 」
「 え〜! 首の緊張が足で・・・???? 」
「 そうです! では、右足を出してください! 」
「 左の首が痛くて頭痛がしていると言ったので、神経は交差しているので右足です! 」
「 ここを圧したらどうですか? 」
「 ウ〜 い、痛い!! 」
と彼女は、右足の親指の付け根と人差し指側の指の側を圧すと悲鳴を上げたのです。
人差し指側は、「 胸鎖乳突筋 」の緊張を意味します。
「 首と親指が連動しているから、めちゃくちゃ痛いでしょう! 」
「 では、反対の左足を圧したらどうなるかをみましょう! 」
「 どうですか! まったく痛くないでしょう! 」
「 ・・・・、あまり痛くないです!! 」
ということで、少し時間をかけて丁寧に揉んでいくと、首と頭痛の痛みも軽減したのです。
この首の緊張を取ることは、別に足の親指だけでなく、手でもアキレス腱など、どこからでも緩めることができるのです。
そして、もう一人、足の膝裏が痛いんです!と言って来られた業者の方の膝裏痛は、「 足 首 」から調整して7分で解消しました。
膝裏が痛いということで、膝裏なんて店主は一切触っていません。
これこそ、
「 痛い所に原因はない 」
ということです。
そして・・・
膝裏のコリを取ると、腰痛や背中の痛みも軽減するし、血圧も下げやすくなります。
血圧などは、どこかに詰まりがあって、流れないものを流そうとする脳の尊い作用があるのに、ただ血圧だけをさげさせようとすることは非常に危険です。
血圧は、首の硬さや股関節と膝裏のシコリや緊張を取った瞬間に下がり始めます。
このように、根本的な流れの阻害する根元を改善させねばなりません。