さて、本日は、もう6月18日で、「 浅草セミナー 」まで、すでに1ヵ月を切っています。
この1年間に知り得た、あるいは、体験した素晴らしいものを集約して公開する場です。
今年は、感性の高い方々が多数参加希望されているようですので、今までになくハイレベルなお話をすることになりそうです。
セミナーは、録音を可としていますので、決して書ききれることはない店主のマシンガントークを後からでも復習して頂ければと思います。
それでは、今回のテーマをお話してまいりましょう。
題して、「 治療ポイント 」という治療家の最大の課題についてです。
いつも指摘しておりますように、治療するポイントというのは、例えば、痛みが起こっている個所だけに焦点を当てず、まったく別な所にアプローチしている治療家ほど、治療効果を高くだしている傾向があるということを体験された方も多いことでしょう。
肩こりでも、その真因は、内臓の疲弊からくるものも多いのは事実です。
長い間、椅子に座っていると、姿勢がだんだん前に倒れてきて、それが内臓を圧迫してまいります。
すると、胃腸、脾臓、心臓を圧迫していると「 左 肩 」にコリが!!
肝臓など右側にある臓器が圧迫すると「 右 肩 」にコリが!
これを医学的には「 関 連 痛 」と読んでいますが、内臓の腫れが神経を圧迫して、その神経の延長線にある表に出た個所に痛みが出るということです。
このような関連痛の中でも、特に女性が罹患しやすい内容のものがあります。
それが、「 難 聴 」、「 耳 鳴 り 」であり、「 冷 え 」です。
50歳を超えた方に、耳鳴りが非常に多いのですが、この耳鳴りという疾患は、通常、耳鼻科ではまったくお手上げの疾患です。
先日も、お客様と話していると、
「 耳鳴りが数年も続き、どこの耳鼻科に行っても、それは治りませんから慣れてください! 」
としか言われず、ある大病院の医師に至っては、
「 その耳鳴りは治りません!! わたし自身が耳鳴りが、ず〜としていますから・・・!! 」
と言われたようなのです。
ちょっとしたストレスなどで、1日以内に止まる耳鳴りなどは軽度で良いのですが、中には1年以上24時間鳴りやまない耳鳴りが続いている方々も多いのです。
「 突発性難聴 」などは、一刻も早く耳鼻科に行って、ステロイドを飲んで治せる場合もあるのですが、耳鳴りが連続で1か月以上続くような本格的な耳鳴りは、ほとんどの治療家が改善できません。
中には、首の緊張を取るために、胸鎖乳頭筋に「 鍼をうったり 」、「 ふくらはぎを緩める 」ということをして、脳への酸素量を増やして、一時的に耳鳴りの音を抑えることはできますが、根本的には完治させることはできません。
この耳鳴りなどは、一体、何が原因なのでしょうか?
東洋医学的には、耳鳴りは、「 腎 虚 」とされ、腎臓や副腎などの機能低下によって起こっているとされます。
実際、ちょっとした生活音までが爆音に聞こえてしまう本当に怖い耳鳴りまで治すレベルの治療家でも、
「 腎臓の機能低下 」
によって、冷えや耳鳴りが起こっていると指摘します。
しかし・・・
その最高レベルの治療家の先生の治療費は、最高レベルに治療費も高額なので、おいそれと何回もお世話になることができません。
そこで、その「 腎 虚 」をどのように改善していけばよいのでしょうか?
自分たちでもできる範囲の治療法は、どこかに絶対あるはずですよね!
そこで、つぶさに「 耳鳴り 」を改善している治療家の情報を収集していると・・・・
ある個所を指摘していたのです。
それこそが、・・・・・
「 足の小指 」
だったのです。
この足の小指こそ、腎経の経絡が走っている所であり、陰と陽の経絡が切り替わる
「 至 陰 」
という超重要なツボもある個所なのです。
「 至 陰 」のツボは、足の小指の爪の生え際の外側にあります。
この「 至 陰 」というツボを中心に、とにかく、小指全体を万遍に揉んでいくのです。
特に、足の小指が薬指側に折れ曲がっている人は要注意です。
この小指が内側に変に折れ曲がっている傾向のある方ほど「 耳鳴り 」が起こりやすいと治療家は指摘します。
腎臓そのものが悪くなくても、腎経の経絡の流れを悪くしてしまうと、このように腎経の疾患である冷え、アレルギーも起こりやすくなるのです。
女性は、魔女が履くような先の尖った靴を履いているので、自ずと小指も曲げられてしまうのです。
指先が圧迫している合っていない靴などは、本当に深刻な問題まで起こしかねません。
もっとも重要な腎経の経絡の流れを阻害させるものは、いかなることがあっても改善させなければなりません。
ところで、西洋医学の医師の中には、
「 耳の下 」(耳たぶより下の部分)
をさすったり、揉むことによって、副交感神経を優位に立たせ、いろんな疾患の改善に有効な効果を発揮すると説く先生もおられます。
この 「 耳 」というもの自体が、腎臓と密接に関係している個所ですので、耳そのものを引っ張ったり、揉むことも当然良いわけです。
耳という全身の神経の集中しているところを温めると、それは、全身にも良い影響を出すことは自明の理です。
しかし・・・・
ここで店主の強調したいポイントは、
「 小 指 」
なのです。
手の小指も、「 小 腸 」と「 心 臓 」の経絡が来ており、超重要な個所ですので、店主は、毎日、握力器のようなもので小指をひたすら鍛えているのです。
この小指を鍛えていると、当然、腕の筋肉を非常に使い、全身の血管拡張成分である「 N O 」つまり、‘一酸化窒素’が、腕の筋肉からドバドバ分泌されるので、単なる小指体操とは違い、全身血液循環健康法すらなっているのです。
1石3鳥、4鳥、5鳥を求めている店主の真骨頂です。
ということで、皆さんも、とにかく「 小 指 」は、刺激し、鍛えましょう!!