寒い日が続いています。
この寒さの中で、いかに体内の温暖を保てるか? は非常に重要ですが、身体を冷やす要素を考えると・・・
まず、外界からの冷気の遮断をしなくてはなりません。
では、冷気の入り口になる所というのは、どこになるでしょうか?
鼻の穴? 口? それとも・・・・
穴と言えば、・・・「 肛 門 」もその一つです。
しかし・・・・
もっと身近で、影響力のあるところがありますよね!!
そうです! 「 耳の穴 」 があります!
この耳の穴から入ってくる冷気を遮断すれば、ガゼン温くなってまいります。
というより、耳そのものを温めることが、素晴らしい健康法となっているわけです。
耳は、全身のツボが集中している所であり、その面積の小ささゆえに、ちょっとした刺激でも全身に影響が波及していきます。
「 足 湯 」というものが有効であるように、「 耳 温 め 」も偉大な力を持っています。
耳そのものをさすったり、引っ張ったり、半分に折ったり、といろんな刺激を加えてみるのもOKです。 、
耳を温めていると、自然に眠たくなってきますよね!
‘睡眠の質’を上げるために、いろんなことを探していますが、特殊なことをしなくとも良い方法は、探せばあるものです。
関心のない本などを読んでいても、眠気がすぐ来てしまいますが・・・
どうしても眠れないという不眠症の方は、この際、あらゆるジャンルの本を読んでお勉強しましょう。
学生でもない限り、自主的にお勉強するという機会もなくなってきているはずですから、いろんな人の学んだことを自分の知識にダウンロードして、その知識を知恵として生かしていくのがベストです。
さて・・・
命にかかわることですので、ぜひ、知っておいた方が良いと思えることを今回はお話しておこうと思います。
先日、TV番組で、芸能人が健康検査をしている所が、たまたま放映されていたのです。
それは、「 胃の内視鏡検査 」の場面でした。
胃の中をグングンと内視鏡が進んでいるうちに・・・・一つの物体を見つけました。
その物体を見るや、医師は叫びました。
「 これはハッピーポリープだ!! 」
その声を聞いて、ゲストの芸能人たちは驚きました。
「 なに! ハッピーポリープって??? 」
「 ポリープに幸せなという意味なんて???」
と、ざわめていると・・・・・その医師は、
「 このポリープは、ピロリ菌がいない時にできるポリープなんだね! 」
「 これがあれば、99%胃がんにはならないね!! 」
という内容があったのです。
皆さんは、この会話の内容をどう思いました?
‘ピロリ菌が胃がんには関係している’ということをお聞きになったことはあるでしょう。
しかし・・・・
胃がん=ピロリ菌 に近い状態であることを知っている人は少ないのです。
もっと言うなら・・・・・
「 ピロリ菌が胃にいる人は、必ずしも胃がんになるとは限らない 」
「 しかし、胃がんになった人で、ピロリ菌がいなかった人はほとんどいない 」
という、この図式は知っておいたほうが良いのではないかと思います。
つまり・・・・
ピロリ菌の検査をしていない人は、できれば早期に検査をしておいたほうが良いということです。
胃がんは、大腸がん、肺がんに続く、日本人にもっとも多いガンの一つです。
中性脂肪やコレステロールがちょっと高いくらいでは死にません。
しかし、胃がんは、命を奪う可能性が高いのです。
ピロリ菌は、潰瘍を起こし、粘膜を荒らしていきます。
ただ、初期の頃は、ほとんど痛みもなく進行に気づくこともありません。
そして、粘膜の奥に侵入し、リンパに入って全身に転移しようとします。
胃の全摘手術は今も多くなされています。
ピロリ菌検査は、非常に簡単にでき、その確度も高いのです。
「 呼気検査 」「 尿検査 」「 便検査 」
と大きく3つくらいありますが、「 尿検査 」や「 呼気検査 」は、胃の内視鏡をしなければ実施してくれない可能性があります。
内視鏡をしたくない場合は、ネットでも取り寄せができる「 便検査 」でもOKです。
ネットで「 ピロリ菌検査キット 」を取り寄せ、検査機関に送って、その結果を観察しましょう。
そして、もし、「 陽 性 」であれば、病院で再度検査し、1週間の抗生物質服用で除去することが良いでしょう。
ただ、逆流性食道炎の方は、ピロリ菌が胃酸を中和する働きもしているため、除菌すると症状が悪化する可能性もあるので、医師との相談が必要となります。
ということで、店主もピロリ菌検査を実施し、なんとか「 陰性 」と出たので一安心しています。
ピロリ菌検査で陽性が出た人の場合、できるだけ早期にわかれば良いのですが、これが60歳や70歳で実施して陽性と出て除菌を完成させても・・・・
それまでの間、ピロリ菌の影響で胃の萎縮が大部分で起こっていると、そのあと、そのまま胃がんになってしまうケースが多いのです。
ですから、簡単な検査でピロリ菌の存在の有無がわかるのですから、早期に実施すべきだと考えるのです。
なぜ、強制的に病院はピロリ菌検査をしないのか???
ちなみに、ピロリ菌を除菌すると、思わぬ効果が出る場合があります。
それは、・・・・
皮膚上に現れる蕁麻疹のようなブツブツや鼻炎などのアレルギーが消えていくという現象なのです。
これは、一体、何を意味しているのか??
実は、胃の中の粘膜の荒れが、アレルギーを誘発しているという指摘が、かなりなされているのです。
食道から胃に入った‘噴門’というところ近くに赤く腫れている所があると‘ 鼻炎 ’が!
胃から十二指腸に出ていく幽門近くに赤く腫れている所があると‘ 蕁麻疹 ’が!
などのように、足ツボや耳ツボのように、胃の中そのものの部位が、いろんな種類のアレルギーと対応している可能性すらあります。
「 漢字は宇宙の神秘を凝縮している 」
といつもお話していますが、では、この漢字は、何を意味しているでしょう??
「 皮 膚 」
という漢字をよく観察してください。
皮膚の「 膚 」の文字は、中に「 胃 」という文字が入っていますよね!
そうです! 皮膚は、「 胃 」の影響を大いに受けていたのです。
その胃を弱らせるような
「 冷たいもの 」
「 熱いもの 」」
「 カフェイン 」
「 ストレス 」
「 食事中の過剰な水分 」
などは、胃に大いなる負担をかけています。
今、世間では糖尿に良いとか、肝臓に良いということでコーヒーなどをガブガブ飲んでいる人も多いのですが、
「 食後のコーヒー 」はあっても、「 食前のコーヒー 」はないように、すきっ腹でコーヒーを飲んでめちゃくちゃに胃の粘膜を荒らしている人が激増しているのです。
これでは、ピロリ菌がいなくても、萎縮性胃炎を起こして胃がんにもっていかれる可能性すらあります。
ピロリ菌がいなくても、胃の検査は必要ではないということではありませんので、ご注意下さい。
食道と胃の境、十二指腸と胃の境にできるガンもあります。
とにかく、刺激物は控えるにこしたことがありません。