さて、今、セミナーの資料作りに没頭している店主ですが、今回の中核である‘ 疾患の印 ’について集中しています。
手に刻印される病巣の兆候を示すいろいろな印を探るために、数万人の人を観察してきた手相の大家たちの資料を集めるだけ集めているのです。
そして、・・・・実地でその観察記録がどこまで妥当性があるのか? も検証しています。
すると・・・・
中国の医師団の見解では、‘糖尿のサイン’ と言っているものが、日本人では、‘腎臓疾患’ とか食い違いはあります。
ただ、心筋梗塞や脳梗塞では、だいだい一致しているようで、ガンをはじめとする3大疾患を予知することが何よりも優先順位が高いので、この3つのサインを徹底的に調査しているのです。
ところで・・・・・
2日前に親しい秋葉さんという方が店舗に来られました。
その時に驚くべきものを見せてもらったので、それをお話したいと思います。
「秋葉さん久しぶりです! まあ、横の喫茶店に行きませんか?」
「最近、あるものを徹底的に調べているんですよ!」
「中国の医師団が、国家から手相なるものは迷信だから、それを否定するように、病歴と手相の整合性のなさを調べろと・・・!」
「でも、数万人の人を調べていくうちに、明らかに病歴と手相に刻まれる一種の印というものが現れているということになって・・」
「それが、実際、本当かどうか調べているんですが、秋葉さんの手相をちょっと見せてくれませんか??」
「まず、ガンや心筋梗塞、脳梗塞の印が出ているか見ますよ〜!」
「ウ〜ン! 生命線もきれいだし、感情線、頭脳線もきれいなものですね〜!」、
「中国の医師団の見解からすると、まず今はいけています!」
すると、秋葉さんは、ニコニコされながら、
「でも、ワシ〜、昔は医師から52、53歳であんた死ぬよ! と言われていたんですがね〜」
「その生命線が途中で切れとるし、・・・・・??」
そこで、すかさず、再度、生命線を観察すると、本当に途中で生命線の主線が切れているのです。
しかし・・・・
その生命線の切れているところと‘筋違いで’別の線がその下に走っているのでした。
「秋葉さん! 確かに生命線の主線は切れていますが、でも、補線として生命線を補う形でちゃんと線が出ています!」
「これは、秋葉さんが、当時、アル中で医師から命がないと言われた52歳あたりと合致しています」
「でもよく耐え、アルコールを断ち、その後、奥様といっしょに同じアル中で困っている人たちを助けておられるので、その徳によって、延命の線が出たんだと思います!」
「もし、節制もしなかったら、本当に肝硬変で死んでいたか、アル中の人に多い自殺をしていたかもしれませんね・・」
生命線が短いから寿命が短いとは一概には言えないことはわかっていますが、多くの手相家も言っていますが、自殺の手相というのもあるくらいで、生命の終わりを推測できることもある程度できます。
それは、他の運命線や知能線など総合的な判断がいりますが、自殺するということは、数ヶ月、数年苦しんだ期間があるのが普通ですので、運命線や頭脳線に出る凶のサインの時期と照合すると合理的に割り出せるわけです。
ここで、店主が、皆さんに言いたいことがあるのです。
その自殺までするくらい最悪に苦しいど真ん中に、なんと、数ヵ月後、数年後に幸運線というのが現れ出しているということを・・・・
ここで、ひとりの女性を紹介したいと思います。
その女性は、銀座の歩道をうつらな目でフラフラと目的もなく歩いていたのでした。 そして、ある一角で、ふと占い師の前に足を止めた時、その占い師は彼女の顔を見るなり、
「あなたは、自殺しかけたことがあるね!」
と、意表をついた言葉を口にしたのでした。
彼女は、心底、その言葉に驚いたのでした。
実は、彼女は2か月前に本当に自殺をしようとして、多量の睡眠薬を飲んだのだけれど、大家さんに見つかって病院に運ばれて一命をとりとめたのでした。
そして、占い師は、彼女にこう言ったのです、
「あなたの運命線はとても立派だ! 人に頼ろうなんて考えてはいけない!」
「わたしみたいななんにもできない女でも、探せば道は開けるのですか??」
「開けます! 自分で探すのです! 絶対に成功します!保証しますよ!」
ここで、彼女が自殺しようとした背景は、23歳で身ごもったのはよいけれど、旦那はまったく相手にせず、浮気はするは、お金はまったく入れない、
そして、‘つまらん女だ!' という言葉を残したまま帰ってこなかったのです。
そして、次に愛した男性にも去られ、絶望のままに自殺をしようとしたのでした。
その時に出会った占い師に会い、一人で自立して生きていけるという力強い言葉によって、一縷の光明を見出したのでした。
結局、彼女は、その占い師の先生に、「どうかわたしを弟子にしてください!」と頼み込んだのでした。
しかし、師は、「あなたのような若い女の人が占い師になってもお客はつかないよ! あなたは引っ込み思案だし、とても無理ですよ!」
として、彼女の意見をきいてくれなかったのに、命がけで何度も何度も問い、師が占いをしている間、おみくじなどを売るのを勝手に手伝って、師の判断する占いの話を聞き耳を立てて勉強していたのです。
そして、2ヶ月が経った頃、師はついに彼女の情熱を認め、3ヶ月の修行を許してくれたのでした。
「もういいだろう! これからは、ひとりでやってみなさい!」
という師の言葉で、その当時の業界ではめずらしい若い女性占い師が街角で易者としての人生をスタートさせたのでした。
しかし、・・・・同業者、ヤクザの執拗ないやがらせに会ってしまうのです。
震えながらヤクザの事務所に行き、自分も命懸けで商売をしていることを上役に訴えながら・・・・
そして、時とともに、お客様も付き始め、数万人という途方もない人生の相談者としての地盤を強固にしていったのです。
その彼女こそ、誰あろう あの‘新宿の母’こと 栗原すみ子 さんなのでした。
このお話は、まさに自殺せんとする人に聞いて頂きたいのです。
以前から言っておりますように、もともと、
「神はその人の乗り越えられない苦しみ、誘惑を与えない!」
であり、その苦しみの後には光明が輝いているということを・・・・・・
( ※ 「‘神と悪魔’」も参考にされるとよいでしょう。)手相学では、運命線や生命線上に島や障害線などが現れ、その苦しみを象徴していますが、その苦しい時に、その先に幸運線というものがうっすら出てきているということを・・
そして、その苦しみをなぜ軽くする考え方ができないのか??
ということも問いたいのです。
あなたが、北朝鮮の政治犯が行く強制収容所に入るとすれば・・・・
別れた彼女(彼氏)が今後会う人の中でも最高であるはずがないし・・・・
それらの苦しみと比べれば、まだまだ軽いし、絶対視の恐ろしいこと・・・・
この世には、不幸というものは絶対存在しないし、あなたの心がすべて作り出す妄想でしかないはずです。