東京講演会を終えて、何かホっとしたまま、このコラムを書くということも忘れてしまっていた感覚です。
すべてを話し切ることはできませんでしたが、それはそれで良かったのかもしれません。
ある人にとっては利益的に不利なことにもなっていたかもしれないことも否めませんでした。
保険業界もそうですし、本当に優れたサプリを公開することは、今愛用されているものを否定することにもなりかねません。
絶えず世の中は進化していますし、今、自分の知っているものが最高である確率のほうが限りなくゼロに近いということも肝に銘じておかねばなりません。
心臓が絶対ガンにはならない! という事実にしても、まったく意表をつかれたところから点が線となり、人間の神秘を教えてくれたのです。
その心臓の活性点も、まったく想像もつかないところにあったのですから・・・・
ところで・・・・・
今回は、脳とダイエットを同時に活性化するというテーマでお話をしてみたいと思います。
これは、今までお話してきた中の応用編ということでもあるのですが、
ダイエットということを考えると、まず、‘基礎代謝’を上げなければ脂肪も燃焼せず、体に熱量を根底から上げることを目的としなければなりません。
かと言って、しょうがやトウガラシばかりを食べるというのでは、このコラムを書く意味がありませんので、もう少しセンスの良い方法を紹介してみましょう。
その方法こそ、脳の活性化にもつながり、お肌にとってもピチピチの刺激性のあるもので、その秘策とは・・・
ズバリ・・・・・「お湯と水を使い分ける方法」 なのです。
「エっ! それって、以前どこかで紹介していたよね??」
と言いたいのは充分わかっていますよ〜!!
ですから、よ〜くお聞き頂きたいのですが、その使い分ける場所が違うのです!
以前紹介したのは、胸や足先にお湯と水を交互に浴びる、ということだったのですが、今回は違います。
では、一体、どこぞや?? となると、それこそが、実は・・・・
「首の後ろ」
に焦点を当てるということだったのです。
なぜでしょう?? わかりますか??
これがすぐにお答えできる方は、エステなどでも相当のプロの方でしょう。
それでは、簡単にご説明するとすれば・・・・・
人間の体温を起こすキーワードに‘褐色脂肪細胞’と‘白色脂肪細胞’というのがあるのです。
エネルギーを蓄える働きが‘白色脂肪細胞’で、それを熱変換するのが‘褐色脂肪細胞’の働きなのです。
特に、褐色脂肪細胞の働きが悪いと、なかなか熱が起こせず、体温も上がってくれません。
そこで、40℃くらいのお湯と20℃前後の水で、この2つの細胞を刺激してあげるわけなのですが、
この2つの細胞が集中しているところが、
まさに・・・‘首の後ろと肩甲骨近辺’に集中しているのでした!
ということで・・・・・
寒暖の差の刺激を首の後ろに与えて頂くことを5,6回繰り返して実施されると良いでしょう。
水ではできないという方でしたら、肩甲骨の上にドライアイスを置き、次に、ドライヤーでの温熱というセットを行うと良いでしょう。
これが智恵というものです。
※血圧や心臓に問題のある方はお控えください。
ついでにもう一つ。
背筋をピシっと伸ばすだけでも、基礎代謝は俄然上昇するのです!
その威力とは・・・・1.5倍の基礎代謝が上がるほどで!
これは、2種類のある筋肉のうちの‘遅筋(ちきん)’と言われるものが背中には多く存在し、酸素を豊富に供給されやすくなるためなのです。
昔流行った‘ぶら下がり健康法’などは、本当はすばらしいダイエット法であり、脊髄神経を通じて、あらゆる臓器にプラスの刺激を与えることができています。
さらに、その上をいくのが、講演会でもご紹介した佐藤さんという整体師の先生が考案された
「肩幅より少し広い竹筒や塩ビパイプに布を巻いて、その上を体重をかけながら背骨をゴシゴシしごく」
という方法だったのです。
‘ガン、心臓病は100%治る’と書かれたバスを札幌の町に走らせていた方の考案なのです。
また、下半身太りを気にされる方は、やはり、‘内転筋’という太ももの内側の筋肉が使われていない傾向が大ですので、靴の外側ばかりがすり減っているはずです。
ようするに‘重心’がズレていますので、これが腰痛の根本要因ともなってきたり、リンパの流れが悪く、‘セルライト’を作る原因ともなっています。
ですので、この内転筋を鍛えるためにも、座布団でもタオルでも良いですから、太ももの間に入れて、内側に締め付ける運動はしたほうが良いでしょう。
これだけでも、腰痛解消への秘策ともなりえます。
腰痛に苦しみ抜いたある方が、腰痛解消のために考案した方法に、この内転筋の強化を謳っていたのは的を得ています。