東京講演会も無事終了し、ご参加頂きました皆様は、いかがでしたでしょうか?
歯周病や虫歯を根底から改善する方法や、なぜ、心臓が絶対にガンにはならないのか? そして、その事実から応用できる秘策は何か?
という内容だけでも、ゆうに数万円以上の価値はあったと思います。
その他、一般常識がいかに間違っているか? 専門家の人達も99,999%間違った思いこみをしているか?
ということを誰もがわかる事例でご紹介いたしました。
これが、貴重な時間とお金を出してまで来て頂いた店主のお礼でもあります。
ところで・・・・・
今回の講演会の題目で一番最初にお話をした内容について、ここではもう一度話さなければならないのです。
なぜなら、お聞きになられた皆さんの中にも、店主の言いたい真髄が伝わっていないと不安になっているからなのです。
ですから、再度、お話しておこうと思います。
まず、最初にお話をした内容とは、現代病を作っている最悪の根源である ‘糖質摂取’ についてでした。
この糖質の摂取が、わたしたち日本人の現代病の根源になっていることは疑いようがありません。
諸外国は、ガンの罹患率も下がってきているのに、日本人だけは、いまだにドンドン上昇の域にあります。
そして、糖尿病と合わせると、一体、どれだけの人が確率的に罹患しているのか計りしれません。
これは、諸外国に比べても圧倒的に日本の料理、飲料水にこれでもか!といえるほど‘糖質’で満たされているのです。
あのヘルシーな代名詞の‘お寿司’も、食べればいっきに血糖値が上昇するくらい糖質で満たされています。
日本から諸外国に数カ月住み、日本に帰ってくると、すぐに肌荒れを起こしてしまう女性は多いとされます。
お肌から吹き出物が一杯出てきて、お肌のトラブルが収まらない! と嘆いているのです。
それは、一体、なぜなのか??
答えは簡単! 外国の生活に比べると日本での生活に糖質が多すぎるために、
まず、その糖質によって腸内に悪玉菌とバイ菌がめちゃくちゃ繁殖し、血液中に老廃物もわんさか溢れかえり、それを肝臓が解毒、分解しよとすれどギブアップしてしまい、
その分解しきれなかった老廃物を第二の排泄器官である‘皮膚’から‘吹き出物’として出している現象なのですから・・・・・
ということは・・・・・
‘吹き出物’というのは、先に大腸内を汚染し、肝臓を思いっきり疲れさせた後の最終的に処理しきれなかったもの、ということになるのです。
あなたが、‘吹き出物’そのものを敵視すること自体が間違っており、腸と肝臓に謝らなければならないことなのです。
そして、何度も強調してきたように、糖質こそ、ガンの最大のエサであり、インシュリンという別名・‘老化ホルモン’の分泌を促進させる最悪の内容を生むということなのです。
ここまでのおさらいはできていますか?
では、この現代病の象徴する‘糖質’を何とか最小にして、安全な食事形態にするにはどうすれば良いのか? ということです。
その答えに、今回の講演会では、すばらしい実績を上げ続けたM博士こと・大阪大学医学教授であった三木一郎博士の食事療法を紹介しました。
三木博士の偉業は、あらゆる疾患におよび、特に、ガンや糖尿の糖質過多の方々に福音をもたらせました。
重度の糖尿で、5メートル先も見えない方まで完全に治癒させた実績もあり、血糖値が60前後になるとガンの進行も見られなくなる! と言われていたのです。
この三木先生の療法こそ、現代の日本人にとってもっとも有益な食事法となることは間違いないのですが、しかし・・・・
甘味料に慣れきってきた日本人には、たちまちの内に採用できる食事形態でもないことも間違いないのです。
三木博士の療法を一番世に広められた宮本美智子さんの著書で、全国に数千人以上の実践者を生んでこられ、高血圧症、アトピー、膠原病を改善、治癒された方々も多数出ました。
当然、アトピーも糖質摂取による腸内の悪玉菌や‘カンジタ’などのカビ類の増殖が起因していることも明らかですので、糖質制限は有益なのです。
では、その三木療法の真髄とは一体何だったのか?
これには、大きく2本柱がありました。 すなわち・・・・
●‘水を多量に飲む’
●‘糖質を排除して青菜を中心にした食事をとる’
の2点に集約されていたのです。
最初の多量の水を飲む、という点についても、三木博士独自の論理があり、
夏場は、1日5リットルの水、冬季は3.5リットルの水を飲むことを前提としていたのですが、一般の水飲み健康法と決定的に違うところこそ・・・
‘水1リットルに対して5gの自然塩を入れる’
という点となったのです。
常識的には、この塩分控えめと言われている中で、1日5リットル飲む場合であれば、1日25gの塩を飲むことになるのです。
これだけで、通常の医師などは目をむくことになるでしょうし、血圧も高くなって、腎臓もパンクし、透析まっしぐらと叫ぶことでしょう!
しかし・・・・
数千人の実践者の中で、血圧が上がるどころか、血圧が下がる方が続出し、お肌にあった大きなシミも薄く消えてくるという方まで・・・・、
ようするに、なぜ、0.5%のミネラル水にするのか? ということが理解できない人々の叫びなのです。
そもそも、人間の体液は、0.9%の濃度を保っているという根拠からきているといえます。
通常の水飲み健康法では、ただ、水だけを2〜5リットル飲むだけですので、どうしても体液が薄まりやすく、それを腎臓が濃度を調整するために負担をかけられているのに対して、
最初から0.5%の濃度で調整しておけば、腎臓の負担も少なくてすむ、ということになります。
しかし・・・・
だからといって、店主・内藤も、1日5リットル飲むか? となれば、まず、実施はしません。
あくまで、三木博士の提唱した濃度に合わせたミネラル水を1日1〜2リットルを飲みます、ということになるのです。
そして・・・・
青菜だけという食事もなるはずはなく、まずは、今の食事形態を徐々に糖質カットの食事切り替えていく、ということになります。
その青菜中心の野菜の中でも、三木博士が絶賛されていた‘小松菜’は、免疫力も付き、糖質ゼロの奇跡的な食品だということで推奨品となっていますので、頻度を上げて食べると良いものです。
その他、三木博士の独自の食事療法では、
白米、玄米も基本的に不可で、青菜を中心にする分、エネルギー補給に‘ベニ花油’、‘バター’をたっぷり取る!
ラード、ヘッド、マーガリンは禁止で、果物の糖分は日本は過多なので禁止。
という、固定観念では正食を実践している方ほど、目をむくものが認められている面もあったのです。
当然、博士には博士のきちんとした論理と根拠があってのことです。
店主も採用できるところは、ドンドン採用していきますし、マクロビオティックのガチガチの実践者でも治せない人を改善した実績は動かしがたいものがあるのですから。
ところで・・・・
これからが、店主の強調したいことでもあるのですが・・・・
この三木博士の療法を陣頭にたって実践されておられた宮本さんのことについてお話をしておかねばなりません。
宮本さんは、その著書で三木療法の実践者の最先端を行っていたわけですが、残念ながら52歳あたりで脳血管系の疾患でお亡くなりになっているのです。
そのことを知って、「ア〜! 三木博士の療法を実践しても、早死にしてしまっているんだ!」ということで、著書もお蔵入りで実践者も相当減ったということなのです。
ちなみに、もっとも実践している最高は、三木博士その人であることは間違いなかったのですが、三木博士自身は、97歳で天寿をまっとうされているのです。
何度も言いますように、もし、塩を毎日、25gを何十年と飲んでいれば、通常の常識であれば高血圧と透析が待っています。
自然塩といえども、‘にがり’の部分が腎臓のタンパク質を固めてしまうので絶対ダメだ! と言っている人達も含めて・・・・・!
ようするに、こう言いたいのです!
‘マクロビオティック’や‘玄米菜食’をガンになる前から徹底的に実践されている人でも、後にガンになってしまった方は数千人ではきかないでしょう!?
その徹底的に実践しているのに、ガンになったという事実によって、マクロビオティックや玄米菜食がダメな療法になるのですか??
ということなのです。
前回も強調しました‘ストレス’や‘電磁波’、住んでいる所の磁場の問題、その他、自然治癒力の本源である‘間脳視床下部’を働けなくしてしまう重しなどいくらでもあるのです。
何か一つを捉えて、決めつけることは非常に恐ろしいことなのです。
ですから、店主は、皆さんに文字を守るのではなく、柔軟に考えるコツを学んでほしいと願っているのです。
ちなみに・・・漢字というものが、中国で考え出されたと信じている人には、
‘つらい’という意味の漢字が、‘ 辛 ’と書き、この真意こそ、
‘十字架の上に立たされているイエス・キリスト’
という意味であるとは夢にも思わぬことでしょう。
漢字といえど、それは、聖書の歴史舞台の意味合いが非常に濃いのです。
それは、講演会でも少しお話したことですが、わたしたち日本人が何気なく使っている言葉の中にも聖書の中の言葉が頻繁に出てくるのです。
ですから、歴史と真実に精通するには、仏教、儒教、神道だけを勉強していても真の理解はできないのです。