前回は、ウイルスを撃退する秘密兵器・センダンのお話をさせて頂きました。
店主の敬愛する南方熊楠が愛したセンダンから、まさか来年よりのウイルス対抗策が生まれるとは夢にも思いませんでした。
熊楠にはいろんな秘密があるのですが、彼の発見した‘粘菌’という生命体ひとつとっても、それはそれは不思議な生き物で、動物と植物の両方になれる性質をもっているのです。
こう聞くと、「えっ! それってキノコにもなり、魚や犬のようなものにもなるということなの?」
と、頭の中が??だらけになると思いますが、生物学的にはその通りで、ようするに、‘細胞を成り立たせるタンパク質’において動物と植物の両方を兼ね備えているということです。
とにかく、環境の変化に応じて、ある時は‘植物’、ある時は‘動物’というように、生態系をコロコロ変えていけるのです。
思わず店主も、「調子が良い時は人間、怒られたり、寒くてかなわない時は、パっと木にでもなりたい!」と羨ましい限りなのです。
ちなみに、最近話題になっている‘ミドリムシ’もそうで、動物、植物にも変化できるわけのわからない生命体ですが、その持つパワーは計り知れません。
ミドリムシの底力は、NASAもたいそう驚いた結果を出しており、宇宙飛行士の体力をいかに最小で最大に保てるかを徹底的に研究している過程で選抜されていたのですから・・・
あまりに豊富な栄養素、その他、固定燃料、CO2削減とありとあらゆる分野の救世主に成りうる可能性に満ちたものだったのです。
ただ、そのミドリムシの大量培養ができなかったところ、日本の出雲さんという人が偶然成功し、NASAすらできなかった偉業を達成したのでした。
その偉業の裏には、出雲さんが学生の頃、バングラディッシュに行った時、あまりの貧困と病気の蔓延する絶望しかない世界を見せつけられ、この人達を救うにはどうすればよいのだ!!? という悶々とした苦しさに潰されそうな心をしのぐ愛情と信念が、不可能を可能にした原動力となっているのです。
この愛情がなければ、決して大量培養の偉業は生まれなかったことでしょう。
それでは、今回のテーマについてお話をさせて頂こうと思います。
ここで、皆さんにひとつ質問があります。
「今、皆さんの頭の中にあるすべての知識の中で、自分自身がまったく独自で発見したものは、どれくらいありますか?」
と、問われれば、どれくらいあると答えることができるでしょうか?
人によっては,ほぼ0%という答えが返ってくるかもしれません。
でも、・・・・心配するには及びません。
ノーベル賞を取った人達でも、そのほとんどは、過去の人の成果を99%以上周到して成り立ち、湯川秀樹の中間子論もすべて‘夢’のおつげによって発見したようなもので、
あの薬の科学記号の代名詞・六角形のベンゼン構造式を発見したケクレも夢で見た形にヒントを得たと公言していますし、田中さんのノーベル賞などは、偶然、試薬を間違えて入れたことによる発見・・・・
というように、全くの無から自分で考え創造したものは、限りなく‘ゼロ’に近いのです。
これは、経営、医学、科学、芸術、宗教の分野でもすべてに当てはまるのです。
ようするに、霊能者も含めて、いかにも自分がはじめて発見したものだ! と断言しているものでも、その99%の中身は、すべて他からの情報から成り立っている、ということが言いたいのです。
音楽などは最たるもので、あの脳にやさしい周波数を出す最高峰のモーツアルトやバッハなどは、
「自分が作った曲など何ひとつない!」と公言していたのですから・・・・
ただ、自分をほめても良い点があるとすれば、その夢なり、直観によって知ったことが、今までの疑問を解決する‘キーワード’であることを知るだけの基礎力が出来上がっていたという一点にあります。
つまり、・・・・
店主の夢にいくら子供たちが六角形の形になって遊んでいても、ベンゼン構造式をいかにうまく表現できるか? という答えなどに結びつかないし、モーツアルトの曲を幻聴で聞こえたとしても、まったく楽譜など書けないのですから・・・・
ここに、わたしたちは謙虚にならなければならないし、一生懸命学んで、あらゆる事象をすばらしい発見につなげる基礎力(土台)を付けておくことが大切だといえます。
すべては、自分以外の他からやってくるけれど、そのすばらしい情報が来ても、生かせなければ何にもなりません。
もっとズバリ言うなら、‘それだけの基礎ができている人間のところしか、その貴重な情報、直観は来ない’ということであり、それを必ず他を生かすことに使わなければ次がない、ということを肝に銘じなければならないのです。
そして、‘借り物’ということについては、何も情報だけとは限りません。
肉体もそうで、この肉体は自分のモノと思っていてはダメで、あくまでも両親、天から頂いた‘借り物’であるという認識は大切です。
もし、自分の体にイレズミなどをした場合は大変です。
次の来生には、そのイレズミをした個所は、アザとなったり、ヤケドでケロイド状態になって醜く残る可能性があるのです。
原因なくして結果なしで、これをイエス・キリストは「まいた種は刈らねばならぬ」あるいは、お釈迦様は「因果応報」と表現しました。
「すべての所有物は、借り物」という心があると、執着心も無くなり軽くなれます。
家も土地も自分のモノと思っている人がいるかもしれませんが、では、なぜ、固定資産税というものを払ってるの? と問われればどうですか?
本当に家や土地が自分だけのモノならば、なぜ、税金など納める必要があるのでしょうか?
悲しいかな! 結局は、資産は国からの借り物なのです・・・・・。
ということは、・・・・
すべては、縁があって集まってきただけ、ということになり、自分の心に描いたものが縁=円となり、ただグルグル自分の周りに回っているだけで、いつかは返さなければならないものなのです。
未来の子供たちのために、わたしたちは良きものを吸収し、発展させ、よりすばらしい社会の礎を作っていく使命の担い手でもあります。
さて、・・・・あと数日でついに2011年がやってきます。
この年末には、‘足の裏’でもゴシゴシ磨いて、運の良い来年を迎える準備をしなければなりません。
足の裏がきれいな人は、思い通りの人生を歩むことができる力があるのです。
これは、犯罪者が心機一転するときに‘足を洗う’と無意識に表現していることからもわかるでしょう。
この頃、つと足に艶がなくなってきた、足に怪我をした、足が萎えてきた、という人は、運勢的にも非常にダウンしている可能性があるのです。
‘死んだ人=幽霊’に足が無いという表現は、その人の勢い=オーラの厚みがないということなのです。
あと、皆さんへのスペシャルなプレゼントをひとつ公開しましょう。
それは・・・・
これからお風呂に入った際に、とにかく耳の上から下の特に裏側をきれいに磨くのです。
すると・・・
今までの数倍、‘幸運を与えてくれるラッキーな耳よりな情報’が入ってくるのです。
耳の上の方にツヤがある方は、間違いなくすばらしい情報を手にする機会に恵まれるのです。
この耳の秘密は、その他、神道の奥義であるみそぎ(禊)の中の最高ランクにあたる‘耳そぎ’というものまで到達する力を秘めているのです。
そして、いかなる漢方も健康食品も水にも到底できない、あの色盲の改善が可能となる秘密が隠されているのですから・・・・
ということで、この1年‘店主のひとりごと’をご購読頂きましたことを心より感謝します。
忙しくなかなか1週間に1回のペースでしか書けませんでしたが、来年はもっと頻度を上げて、この日本というすばらしい国で知り得たことを皆様に紹介しようと思いますので、美と健康の一助にして頂ければ幸いです。
店主・内藤 潔