店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.172
神と悪魔
2010.11.02

今回は、人間の存在する意義と価値についてお話をしてみたいと思います。

人間は、一体、何のために生きているのか?


宗教者でなくても、皆さん、一度はお考えになったことがあるテーマだと思います。


では、ここで、今まで講演会でもお話をした内容も含めて店主の考えを紹介したいと思います。

まず、ひとつ例を・・・・・


ここに1人の結婚詐欺師がいます。


その詐欺師、顔はイマイチなんですけど、本当に女性の心理をつかむのがうまく、ス〜と狙った女性の貯金残高を聞きだし、500万円持っているとわかれば300万円くらいだまし取る・・・・


1000万円持っていれば700万円くらいだまし取って、全額だまして命がけで恨まれることを避け、さよならしていくというプロ中のプロでした。



ここで、女性の立場でいえば、こんな卑怯な男は絶対許せないし、地獄の果ての果てまで落ちていかなければならない存在でしょう。



では、このような男は、人間として何の価値もない、生きていてはいけない存在なのでしょうか?


「そりゃ〜当然だわ!! 1秒も早く死んで、地獄に落ちなければならないに決まってるじゃないの?」


といわれそうですが・・・




しかし・・・・


店主は、その男を‘絶対の悪’とは考えていないのです。



たしかに、お金のために女性が一生懸命貯めた貯金を悪意でだまし取ろうとした‘心根そのものは悪’なのですが・・・・



でも・・・・


もし、何かのキッカケでその詐欺師が‘心変わり’して、善なる心根に立ち戻れば、そこらのカウンセラー以上の存在になることは間違いなしなのです。


何よりブ男でも女性の心をつかむのが誰よりもウマく、女性が言いなりになってしまうのですから・・・・


店主が何を言いたいのか、おわかりでしょうか?


これと同じことが世の中には、いくらでもあります。


世界最強のコンピューターのガード網を敷いているFBIやCIAのコンピューターに侵入し、情報を引き出すものスゴいハッカーも存在しており、もし、彼らが捕まれば間違いなく懲役数十年以上の刑が確定です。


しかし、・・・・実際は、牢屋の中にそのハッカーはまずいません。


既存のあらゆる専門家の知識を総動員して破れないであろうガードを破ったそのハッカーは天才中の天才としかいいようがありません。


FBIは、必ず、司法取引を持ち出し、「このままいけば終身刑のところを、わたしたちに協力してお前の侵入方法でも破られないガードをかけることができるようになれば無罪か罪を大幅に軽減してやろう」と。


当然、そこまでの技術を持っていれば、本来世界的に有名なウイルス対策ソフトなりを作ることも簡単にできます。





ようするに、人間、どんなことでも一生懸命学んでおけば、それが必ずいつか役に立つ時がくるのです。


最初の心根がいくら‘悪’でも・・・・です。


逆に、何も学ばず習得していなければ、何にもできず、応用、発展の余地すらありません。


ですから、どんなことも学び取得するということを心がけることほど尊いものはありません。


ちなみに、・・・・

地獄の閻魔様の言う人間の犯す最も重い罪の一つに‘なまけの罪’があるそうです。


生まれ変わりの法則の中でもっとも重要な要素こそ、いろんな体験、習得を通しての万能性の追求があるのです。



そして、・・・・

宗教者、人生哲学を論じる者たちがよく言う、こんな言葉に皆さんの気づいていない真理があります。


曰く「神はその人が耐えられない苦痛、乗り終えられない環境を与えることはない」 と。



この言葉の意味をよ〜く考えてみて欲しいと思うのです。


この意味は、言い方を変えればこういう意味でもあるのです。


今、借金を1億円もしてしまっている人がいるならば、その人のことを一般の方々は、「1億円も借金があるなんて、なんてみじめなんだろう」と思われるでしょう。



しかし・・店主にはそうは思えず、‘その人はきっと1億円の借金を返すことができる器の持ち主である’と観ているのです。

でなければ、1億円の借金はできませんから・・・・



そして・・・・

乗り越えられない環境というのは、決して苦しみだけの話ではないのです。


例えば、異性に弱い人間なら、その人が家庭を捨てても良いと思える人を近くにもたらし、お金に弱い人なら、思わず乗ってしまうような詐欺的な話を持ち込ませ・・・

でも・・・本来、その状況でもその人は乗り越えることのできるギリチョンの所にいたはずなのです。


しかし・・・

良心や魂の尊い叫びに反して、慾に負けてフラフラと・・・・



その慾心を起こさしめたモノを‘悪魔’と呼びたくもなるのでしょうが、悪魔が本当にいるのなら、全人類はすべて個人個人が最も弱いところを突かれて、一瞬で家庭崩壊、犯罪に身を置いてしまうことでしょう。


つまり、悪魔という存在も、結局は、自分の良心の叫びに打ち勝つかどうかのギリチョンのところで乗り越えられるかどうかをチェックしている神なる存在と言っても過言ではないのです。


悪魔が、純粋に悪そのものの働きしかしないのであれば、皆さんは乗り越えられない苦痛と誘惑にイチコロでアウトになることを悟って欲しいのです。



40のレベルの人には39〜40の魔がやってきて、80のレベルにまで上がれば、79〜80の魔がやってくるのです。


40のレベルの人に41の魔が来れば、その人は一発アウトになるという意味を知って頂きたいのです。




これが、すさまじい境地まで登りつめ悟った過去の偉大なる聖人たちが命がけの修業で体得したことなのです。


この世にプラスがあればマイナスがあり、表があれば裏があるように神と悪魔も表裏一体で、同じエネルギーであるということです。


今、店主の周りでネットワークビジネスで月300〜500万円も頂いている人達の過去を聞いてみると・・・・


会社が倒産して、明日からの生活の見通しがまったくできなかった、親がガンになり、その治療費が数百万円にもなり、半年間滞納状態で一発奮起して始めた・・・・


という境遇の方々が、命がけの火事場のバカじからで一挙にのし上がっていったというのが大半でした。



これらの人達にとって、その悲惨な環境に追い込まれなかったら、今の収入も100%ありえず、ありきたりな一介のサラリーマン、主婦で一生を終えていたことでしょう。


苦しい環境のど真ん中にいる時は、‘悪魔の仕業’で、収入も安定し、通常よりもガンバれたことを思い返すときは‘神の仕業’になっているのです。



収入が高い云々の話ではなく、その人は、一般の方よりも一生のうちでも最も進歩、成長した体験をしたということが言いたいのです。




最後に余談ですが・・・・

先日、車の中で友人がボソっと言っていたことなのですが、・・・


「世の中で、男性にだまされたとして死ぬまで恨む女性は多々あれど、女性にだまされたといって恨み続ける男がいないのはなぜなんだろう〜??!!」 と。


水商売の女性に全財産を巻き上げられる男性は今も後を絶ちませんが、文句を言っている者はほとんどおらず、やはり、男性は女性には手も足も出ない弱い存在なのでしょうか??