店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.146
冷えの逆転改善法
2010.04.21

さて、今回は、いよいよ‘冷え’の改善についてお話をしたいと思います。

まず、・・・・健康の極意に‘頭寒足熱’ということがいわれてきましたね。

この意味は、頭は冷たく、足は温い状態が良いというものだというわけですが、ここで皆さんに問うてみたいことが一つ。


冷え性の方は、当然、足が冷たくもあるわけですから、何か温かいモノ、例えば、靴下を2重、3重に履いてみたり、ホッカイロを当ててみたりして、足を温かくしようとするのですが、本当にそれが正しいことなのでしょうか?・・・と。

「いきなり、何のこと?」と思われるかもしれませんが、非常に大事な質問なのです。

それでは、少し角度を変えてもう一つ質問。

今、猛烈な暑さの中に体があるとしたとき、脳はどのようにするでしょうか?


店主・内藤が何を言いたいのか、分かる人は分かることでしょうが、つまり、内部の温度ではなく、体の外部の温度が暑ければ暑いほど、脳は熱を外に逃がそうと必死になります。

ちなみに、この時‘足’はどのような状態になっているかと言いますと、‘皮膚表面の血流’が非常に増大し、血管を空気に触れさせることによって熱を発散しようとしているのです。

つまり、体内部の熱を体表付近に集中して熱を逃がそうとして、内臓を守ろうとするのです。


それでは、もし、冷え性の方が、42度くらいの非常に熱いお湯に入浴したり、足をホッカイロの熱で強制的に保温をしてしまうとどうなるでしょうか?

ここに、今まで言われ続けてきた冷えの対応法の決定的な誤りがあるのです。


外気の暑さに対して、皮膚表面の感知センサーが脳へ‘熱いぞ!!’という危険信号を送り、脳は内臓を守るために血液を皮膚表面上の血管に押し流し、急激に熱の放散を始め‘内臓の冷えまでも’促進させてしまうのです。

ここに、冷え性の人が、より冷えの深みに入ってしまう恐ろしい連鎖が起こるのです。

足熱の真の意味は、足内部の温度を温かくするという状態であって、決して外部からの保温をするという意味ではないことをまず知って頂きたいのです。


冷えの方は、39〜40度のぬるま湯に20〜30分入浴し、足先や足裏という温度感知センサーのところをあまり熱くしないほうが賢明なのです。

また、スクワット的なもので熱の発電所でもある骨格筋(ふくらはぎの筋肉)を十分使い、熱の充電をして足の冷えに対処しなければなりません。

そして、体温を管理している間脳視床下部に足を温かくするための命令を出す秘策こそが、今回の解答の一つなのです。

それこそ、ズバリ!・・・・・‘足を冷やすこと’なのでした。


これは、冷え性歴50年というある方も気付いたことだったのですが、常識という壁がこの解答を出せなくしてしまっていたのです。

よろしいですか、足を冷やすといっても、ず〜っと冷やし続けるのではなく、一瞬冷やし、その冷たいぞ!という刺激を脳に送り込むことによって内部温度を上げるために血流を集中させる、ということですぞ!


心臓や血圧に異常をお持ちでない方であれば、お風呂の入り方の基本は、

‘まず、水を足のひざ下にかけ、そして、ぬるま湯にゆっくり入り、そして、出る時も水を足にかけて、サッとタオルで拭く’という一連の動作をすれば良いのです。

そうすると、水をかけたところほど、皮膚表面温度は冷たいのですから、間脳視床下部は、内部の温度を上げようとして内部への血流も集中させ、足だけでなく内臓の冷えすら改善していくのです。

これは、もともと古来の風習の「お風呂は、水で始まり、水に終わる」という優れた作法そのものでもあったのです。

ということで・・・お湯の熱湯や足の厚着は、内臓の冷えまで助長しており、体温が低いと酵素も動かなくなり、それこそ慢性胃炎からリューマチ、アトピーなど内臓の冷えを起こしてしまっている人に特徴のある疾患を生み出しているとうことが、何となくともおわかりになって頂いたでしょうか?


この古来の作法に従って‘冷え対策’をされ、1回や2回して効果なしとしてすぐあきらめずに、ず〜っと根気強く実施していかれると良いでしょう。


ところで、・・・

冷えとアレルギーは深く関与しており、冷えはある種の‘免疫疾患’ともいうことができるのですが、この説明をするだけで数時間は要しますので割愛し、ここで皆様にとっておきのプレゼントを。

では、そのプレゼントとは、一体、何ぞや?

冷えにしても、アレルギーにしても、とどのつまりが‘自律神経失調症’という西洋医学が治らない病気に対する診断の代名詞ということなのですが、その自律神経を調整する間脳だけでなく、背骨から各臓器に至るまですばらしい刺激を与えることができる方法一つを紹介しようと・・・


その方法とは、ズ バ り ‘手の中指を刺激する’という方法なのでした。


「な〜んだ、そんなことなの!?」  と思うなかれ!

この中指を刺激する、ということが、どれだけ体全体に良き刺激を与えるかということは想像を絶するのです。


現代科学的にも検証されているのですが、サーモグラフィーなどで体温の状態を調べると、体全体に及んで温かくなっており、特に、脳への血流が増大していることが顕著で、これだけも間脳を元気にし、自律神経、ホルモン分泌を調整し、制御するという機能をアップさせてくれますし、ボケからも遠ざかるのです。

皆さんが知っている足裏と同様、‘手の甲’には、体全体の縮図が凝縮されており、その刺激の仕方によってはあらゆる痛み、自律神経失調症を軽減、消滅させる力が隠されているのです。

これについては、また詳しく紹介することにして、先の中指の刺激についてですが、どうして中指なのかはあえて説明しませんが、とにかく、できるだけ何度か中指を手前に反らすようにして下さい。

そして、中指の爪の真下、真横付近を右手の親指の先でよく圧力をかけて刺激を与えて下さい。

何にも感じない!と、うなっている方でも、サーモグラフィーで脳の色を見られるとビックリされることでしょう。

店主が、間脳の機能をフル回転させるためにどうしたらよいのか?ということを調べていた時、これだ!!と気づかせてくれたものが手の中にはまだまだ隠されており、俗に言う‘手当’という、手のひらから出る‘気’とか‘遠赤外線’だけのことではないのです。

人体の神秘に、ただただ畏敬の念を起こさざるを得ませんし、そのことに気づかせて頂いた先人に対して、日本人として生まれてありがたいという気持ちでいっぱいです。