先日、ある方から
「五十肩で手が肩より上に上がらず、痛くて困っているので何とかなりませんか?」
「知人に相談し、某整体を紹介されて1回6千円をかけ計5回行ったのですが、全く改善しないんです!」
という質問があったのですが、その時、店主はこうお答えしました。
「○○さん、どうみてもストレスから内臓がまいっているのがその五十肩の原因と思われます。」
「まず、何も考えずに3日間、可能な限り十分な睡眠をとり、小食を徹底してみてください!」
と、確信を持ってお答えしたのです。
以前より書いてきましたように、肩こり、腰痛の本源のほとんどが‘内臓の悲鳴’にあるのです。
内臓は異常を神経を通して脳に訴え、それを肩こりや腰痛の‘痛み’として感じるようにし、はては、‘脳が食欲不振を起させるホルモンを分泌して’内臓を守ろうとするのです。
動物たちをよく観察して下さい。
どのペット、野生動物が、調子の悪い時に、エサをガツガツ食べているものがいるかを・・・
とにかく、普段が健康体の人ほど調子の悪い時は‘寝ること’、これ以上の薬は今もないと思っています。
これは最新の科学でも、人間の疲労の正体が、乳酸ではなく、‘FF’というタンパク質であるということが判明したそうで、その‘FF’が最もすみやかに減るのが‘睡眠’であるということ。
そして、店主の考え抜いて出た‘ライフスタイルの見本’があります。
それは、‘1才〜5才くらいの小さな子どもたちの生き方・ライフスタイル’なのです。
これらの小さな子どもたちは、本能のまにまに生きている面もあり、決してからだがムダをしないようにしているはずだと思ったからです。
気の向くままにキャッキャッと猛烈に走り回りながら、そして、疲れたかと思いきや大の字になって思いっきり寝ています。
遊びたいこと、したいことを徹底的にし、そして、疲れたと思いきや、何もかも忘れてひたすら寝る・・・
これがもっとも理想に近い生き方ではないか,‘天真爛漫’という天の望んでいる真実の姿が・・・
ですから、店主も、研究したいこと、やりたいことがある内は、気づけば睡眠時間が2、3時間しかなくなっていたというところまで集中し、そして・・・
疲れたり、風邪にやられたかもしれない、と感じれば、何をおいても一斉にふとんの中に潜り込むようにしているという生活をここ何年もしています。
この生活が最も‘中庸’を得ているのではないかと考えており、
中庸の‘中’とは、真ん中という意味ではなく、強い時には強く、‘動’に徹し、どうでもよい時や休息の必要な時には弱く、‘静’に徹するということで、これを一言で言えば、‘バランスをとる’ということでしょうか。
医学的に言えば、‘交感神経と副交感神経のバランス’といえるのではないかと思います。
緊張と弛緩、どちらに偏っても病気になるといわれていますし・・・
ということで、・・・・・今回は、‘中庸’のことについてお話をしてしまいましたが、‘間脳’のことについては、前回の1週間目の4月15日あたりにお話をする予定ですので心配なく。