店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.137
無の境地
2010.02.24

さて、久々の‘店主のひとりごと’となってしまったのですが、最近、心からワクワクするような気づきといいますか、発見が続いているので寝る時間がもったいないと感じています。

これは、1年で最も悟りやすくなっている時期になっていることもあると思うのですが、この12月〜2月は易でいう‘水’の象意で、水は知恵、悟りのエネルギーを象徴していますので、聖人たちもだいたい 冬場に悟っている傾向があります。

そこで・・・

今回は、‘無の境地’ということについてお話をしてみたいと思います。

‘無の境地’というと、どこかの禅のお坊さんとか瞑想をしている人、滝行する人の姿が思い浮かんでこられると思いますが、

そもそも‘無’という意味がまるでわけがわからず、どのような状態が無の状態かと明確に答えている書なり意見がありません。

あるいは、無というのは文字では表せない、ということになっているのが現状なのですが、店主の理解している‘無の境地’ははっきりしています。


ここで、その‘無の境地’を理解するひとりの人物を紹介しましょう。

その人とは、ノーベル賞を2度も受賞した人物で、ラジウムを発見したキュリー夫人です。

キュリー夫人の偉業の土台は、一体、いつ造られたのか?と調べると、大学時代にありました。

パリ大学の4年間、科学と物理に没頭し、窓もまともにない安アパートで食事、アルバイトの時間すら惜しみ、何度も貧血で倒れながら、寝るフトンもまともなものがなく、枕カバーのシーツをフトン替わりに使って寒い冬も研究に没頭していたといいます。

当然、没頭している時には、横から誰かが話かけても全く気付きませんでした。

その彼女が、大学を卒業して10年にしてノーベル賞まで受賞する偉業を達成しました。


この意識が一つのことにすべて集中し、我もなく、周りの変化にまったく気付かない状況にまでなっている時こそ、まさに無の境地といえるのです。

何かに夢中になって、寝食も忘れて没頭している時こそ、最も輝いているのです。

その時には、多少の障害があってもまったく意に反さず、猛烈に前進しています。

この寝食を忘れて没頭できる何かを持つことは、その人にとって最高の幸せであり、‘魂’が最も喜んでいる状態だといえるでしょう。

先のキュリー夫人も、「大学時代が最も楽しかった」と後述しています。

そして、通常、ノーベル賞でも取ろうものなら周りからも絶賛され、浮かれてしまい、研究時の没頭していた情熱もほとんど失っていくものですが、キュリー夫人はノーベル賞を取るくらいすばらしい発見を2度したということは、少なくとも自分の限界に達するような境地を挑戦し続けられたという偉大さがあるのです。

ここに他のノーベル賞受賞者との違いがあり、今回、ご紹介させて頂いた理由なのです。

キュリー夫人(ウィキペディア)

‘無’という状態は、頭で考えてできるものではなく、あのお釈迦さまも瞑想などを途中で捨てられていった理由でもあるのです。

宇宙と一体となるといったものや愛を感じるという頭(思考)の誘導によるものではないのです。

NHKで放映されていた‘プロジェクトX’なども、厳しい状況で追い込まれ絶叫しながらも、必ずできる!と信念によって、寝食を忘れて没頭し、‘自分の限界’に近づいた時の潜在エネルギーの爆発が、すばらしい発見と創造を生んだといえましょう。

ですから、真の無の境地とは、最もエネルギーの高まった状態であり、情熱を生み出す母であり、自分の器が最も大きくなるものだと言えるかもしれません。

この度、店主は大いなる生命の謎にアクセスできるヒントを頂いたので、寝食を忘れてその謎を解く為の旅に出てみたいと思っています。