今回は、人間の臓器の中でも異色としかいいようのない臓器について書いてみたいと思います。
最近、どの書店に行っても健康コーナーには「体を温めればどんな病気も治る!」的な書籍が山のように積まれています。
真実は、そんな単純なものではないのは当然ですが、特に、ガンなどの難しい病気にはまったく功を奏さない場合も数多く見てきました。
この温めるという行為は、脳は別として、すべて温めたほうが良いのか?ということになると・・・
やはり、例外はあるのです。
ちなみに、東洋医学では、その臓器こそあらゆる病気をコントロールするキーワードとなるとまで位置づけられているものなのです。
では、どこでしょう?? ??
それが、今回のテーマである‘脾臓’(ひぞう)という臓器なのです。
脾臓は、唯一温めてはならず‘冷やさなければならない箇所’なのです。
以前、Vol.27で紹介したようにアトピーの方々は重症化しているほど脾臓がパンパンに膨れていたことも紹介しましたが、読者の方々もほとんど忘れていると思い、再度、テーマにしました。
この脾臓の神秘は、太陽エネルギーを吸収するところでもあり、甘いものを食べすぎたり、ミネラル不足になると機能低下が著しくなります。
脾臓に板で太陽光線を当たらなくすると、太陽が当たっていた時より瞬時に筋力が落ちる実験もされているくらいです。
今、うつなどの自律神経失調症を改善するためにアメリカなど諸外国で提唱されていることが‘太陽光線に当たること’だと言われています。
これは、単なる視覚に太陽光線によって脳の中の松果体というところに刺激を与えるということもあると思いますが、それよりも店主が良いと思えるのは
‘背中に太陽光線を当て、脾臓に光線エネルギーを入れ、自律神経を強化する’
というものです。
そして・・・
悲しみが‘肺’、怒りが‘肝臓’、恐れが‘腎臓’を痛めるように、「思い煩うこと」も脾臓にダメージを与えるとされています。
逆に、脾臓を何らかの原因で痛めると、気持ちもやる気の起こらないマイナス思考になっていくということです。
そして、この脾臓の活性化に最適と術者たちが言っているものが、あの・・・「 温冷浴 」だったのです。
背中を温めるだけも良くないらしく、最高は、脾臓に濡れタオルでも使用し冷やして上げることなのです。
西洋医学がまったく重要視していない脾臓には、大いなる力が宿っているのです。