店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
皆様の知らない情報、健康法満載!
痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.453
人間味

2021.12.30

いよいよ、今年も残り1日となってまいりました。



このコラムをお読み頂いている皆さんに感謝ですが、素晴らしい人や情報にめぐり合わせて頂いた先祖、守護の神霊にも感謝です。



日々、衰えていく肉体ですが、「 探求心 」という情熱だけは失いたくはありません。



歳がいけばいくほど、変化がなくなってまいります。



同じ食事、志向の行動パターンとなってきて、もっとも崇高で、神霊が喜ぶ



「 感 動 」



というものを感じにくくなってきています。



感動している本体そのものが、御魂そのものであり、わたしたちが神霊から頂いている分魂でもあります。



感動に満ち足りた生活を送っている人は、御魂の姿もめちゃくちゃ若い少年、少女の姿のまま。



20歳代でも、やる気もなく、ボ〜としているだけでは、御魂は老けた姿でいるのです。



お釈迦様もイエス・キリストも、実際の性格は、めちゃくちゃ陽気で、人間味があり、笑い声の絶えないような人であったというのです。



でなければ、多くの人々が慕ってついてくるわけがありません。



険しい顔をして、ジョークも言えないような難しい説法だけをしている人に、誰が従うでしょうか?



と、ここまで書いてきた時、浮かんできたものがあるので、それを今年の最後のテーマにしたいと思います。



これからお話する内容は、今からもう12年以上も前のことです。



当時、知人にTちゃんというスゴイ霊媒体質の女の子がいました。



そのTちゃんとたまたま会った時、こんな話をしてきたのです。



「 内藤さん、一度、前世療法というものを受けてみませんか? 」


「 今、わたし、前世療法をしている医師のH先生の所で働いているんです! 」



「 とにかく面白いから受けてみませんか? 」



というのですが、正直、まったく興味がなかったのです。



あまり興味を示さない店主の顔を見て、Tちゃんは、


「 わたしがお金を出しますから、ぜひ受けてみませんか? 」



とまで言ってこられるのです。



どうしようか?? と変に悩みましたが、そこまで言ってくれるのなら・・・



ということで、そのH先生がおられる横浜まで行くことにしたのです。



皆さんも、「 前世療法 」という言葉を聞かれたことはあるかと思いますが、アメリカの精神科医であるブライアン・ワイス博士が、前世というものが存在し、前世で生んだトラウマなどが、この世の性格や行動パターンに大きな影響を与えていると唱えた人です。



例えば、閉所恐怖症の人がいた時、その閉所での恐怖心が、なぜ、出てくるのか?



という場合、退行催眠術をかけて、何年もフィルターをかけて調べていったのです。



その人が30代であったなら、


「 あなたのその閉所恐怖心は、30代に作られたものですか? 」



「 あなたの閉所恐怖心は、20代に作られたものですか? 」



「 あなたの閉所恐怖心は、10代に作られたものですか? 」 



というフェルターをかけていっても、ゼロ歳から10代まで遡っても反応しない場合があったのです。



生まれてから、現在までの期間に、閉所恐怖を生んだ瞬間にたどり着けなかったワイス博士は、困ってしまったのです。




「 この閉所恐怖というトラウマは、では、一体、いつできたんだ??? 」

と悩んでいる時、ふと、こんな質問に変えてみたのです。



「 では、あなたの閉所恐怖のトラウマができた所まで遡って下さい! 」

と何気なく質問したのです。



すると・・・・・


その患者さんは、なんと! 3000年前のエジプトに生きていた時の光景を思い出したのです。



その光景とは、ファラオという王が亡くなった時、あの世で王を守るために、家来たちもいっしょに生き埋めにされていたのです。



その生きながらにして生き埋めにされた時の恐怖心が、まさに‘トラウマ’となって、生まれ変わった時にも、潜在意識に残っていたのです。



これが、色の好みや、他の人が何も感じないものでも怖がったり、興味を覚えるという潜在意識の叫びなのです。



H医師の元に来られている人にはガンの人も多く、自分の否定的なマイナス想念が起こる原因を前世の考え方のクセによるものと考え、それを改善するために前世療法を受けに来られているのです。



ということで、前世療法とは、前世にできた否定心、恐怖心の根源を知り、トラウマを消すというものということをご理解していただきましたでしょうか?



そして・・・



待望の店主の前世療法とは、一体、どのような内容だったのか?


となると、映像などはまったく見れるはずがない!! と確信していたにも関わらず・・・



これが、ある程度、鮮明に見えてしまったのです。



最初は、インドネシアかどこかの海に面したわら小屋のようなものから・・・・



聖徳太子の子供の頃の象、・・・・・・


次に、日本史の教科書に出てくる足利尊氏の肖像画 ・・・・・


そして、・・・江戸時代の松平定信の・・・・と。


当然、店主の前世が、聖徳太子であるはずがありません。



あくまで、何かの関りがあった・・・のかもしれません。



一番の課題は、何と言っても、足利尊氏と松平定信・・・です。



前世が、尊氏でもなければ、定信でもありません。



違うのです!



この2人が出てきた瞬間、理解したのです。



この2人は、我が守護の神霊が、店主の魂の練磨のために教訓となるものを与えて頂いたのものだと!



つまり、こういうことです。



足利尊氏と松平定信というこの2人の人物は、性格がまったく逆なのです。



神霊は、武将でランクの高く評価できる人物に、足利尊氏を選んでいるのです。



なぜか?



鎌倉幕府を倒して、室町幕府を作った人物が尊氏ですが、この尊氏に何の魅力も無ければ人が付いてくるはずがありません。



と考えれば、即理解できるかと思いますが、非常に人間味のあった人物であったということです。



それに対して・・・・・


松平定信は、いかなる人物であったのか?



皆さんも、日本史の教科書に書いてあったのを覚えているでしょうか?



定信の時代に読まれた狂歌を・・・・・


「 世の中に蚊ほどうるさきものはなし。 ぶんぶというて寝てもいられず! 」



というあの歌です。


これは、まじめ一筋の定信が、江戸市民に対して、文武両道を必死で推奨したものです。



しかし、・・・・・



娯楽などの庶民の憩いの時間を認めず、文武、文武といって、蚊のようにブンブ、ブンブとうるさくてやってられない! という民衆の悲鳴でもあったのです。



ようするに、まじめだけでは、人の心は掴めないし、面白くないものだ!



もっと、楽しく、自ずと人が引き寄せられるような人間味を作らないと、神霊ですら面白くないぞ!!



ということなのです。



まじめで、厳格で厳しいだけでは人は付いてこず、面白味、人間味、楽しさ、涼やかさ、温かみのある人間となることが、おまえの魂のテーマであるぞ!!



ということを理解したのです。



前世そのものに興味を持つ人もおられますが、では、前世がナポレオンであったならどうしますか?



自分は、スゴイ、えらい、立派だ!  と思えるでしょうけれど、この前世を知るということは、立派であれば、今世は、前世以上に素晴らしいことができるように努力すれば良いし、前世の欠点が判明すれば、その欠点を改善するように努力しなければならないのです。



ただ、知るだけではまったく意味がありません。



人間、誰しも何らかの失敗はしています。


その失敗を繰り返してはならず、改善、進化しなくてはなりません。



ということで、今回は、人に愛されるような人間味を培っていこう、ということです。



その中でも、「 ユーモア 」のセンスは、非常に重要だと考えています。



ユーモアは、‘ 魂のバネ ’にもなりえるものです。



悲しいこと、苦しいこともユーモアで切り抜けていったアウシュビッツで死の恐怖と戦ったユダヤの精神科医のお話もかつてしました。



「 少年、少女の感性がなければ、最高ランクには入れない! 」



という神霊の言葉もありますので、いつも笑い声の絶えない、おもしろい空間を醸し出すことは、魂の大いなる練磨の一貫であるということを知っておいてください。



最後に、本年もご購読に感謝し、来年も何かプラスになることをお伝えできるように精進してまいります。。