朝が寒くなってまいりました。
ということは、もともと血圧が高めの方には、要注意の季節となってきたわけです。
そして、病気ではないけれど、足の冷えのきつい人にもつらい季節です。
そこで、今回は、この血圧や冷えの改善に有効な方法をお話してみようと思います。
さて、改善策をお話する前に、そもそも足が冷えたりする理由を考えたことはありますか?
足が冷たい人は、手も冷たい傾向にあるわけですが、冷えのある人とない人では、何が違うのか?
ですが、これは、リンパ液の流れも相当関与しています。
つまり、・・・・
足の冷える人は、必ずと言ってよいほど、
「 足の鼠径部(そけいぶ)のリンパが詰まっている 」
ということが指摘されるのです。
そうです!
これは、大きな関節部分であり、そこが血流の滞る最大の個所でもあるのです。
では、その滞りをどうやって改善するのか?
となるわけですが、ここに素晴らしい刺激法があるのです。
これから紹介する刺激法は、あらゆる刺激に役立つので、頭に叩きこんで下さい。
では、紹介します。
足の冷えの改善や血圧が高い人は、
「 鼠径部にある筋肉をよくさする 」
ということをしてください。
で、ここで非常に重要なコツ中のコツがあるのです。
よろしいですか?
さするのですが、そのさすり方にコツがあるのです。
そのさすり方とは、皮膚の上に手を添え、その手が皮膚から離れないようにしながら、上下、左右に揺らすのです。
もう一度言います。
触った皮膚の一点を固定して、それを上下、左右に揺らすのです。
触った皮膚から指をずらすのではなく、
「 骨と骨にくっ付いている筋肉をはがすようにする 」
ことが最大のコツなのです。
わかりますか?
この刺激法こそが、血流の滞りを解消し、リンパの流れもすこぶるよろしくするのです。
では、実践してみましょう!
「 まず、鼠径部の上に、人差し指、中指、薬指を置きましょう。 」
「 次に、その指と皮膚の接点が固定されたまま、上下、左右にゆさぶってみましょう! 」
「 効果を上げたくば、反対の手の指を重ねて揺さぶって下さい 」
こちらのほうが、片手の指をあてがってするより、楽で効果が上がります。
この鼠径部への刺激を1〜2分ほどしていると、足先の血行も良くなり、血圧も下がり始めます。
血圧計をお持ちの方は、実験してみると面白いでしょう。
この血管と骨との癒着関係を解除してあげると、血流は俄然良くなるという法則です。
当然、この刺激法は、いくらでも応用が効きます。
血流改善の方法ですので、例えば、目の血流も上げて、視力を良くすることも可能となります。
まずは、目のツボが集中している眉毛も刺激すれば良いのです。、
眉毛の上に親指以外の4本の指を置き、その指を皮膚の接点から動かさず、左にずらして5秒、次に右にずらして5秒、また、上下にも・・・と、皮膚と骨をはがすような感覚で刺激するのです。
頭痛持ちの方や、よく眠れずに困っている方であれば、
「 頭の横の側頭葉の部分に掌をあてがい、頭蓋骨から皮膚をはがすように上下に揺する 」
ことによって、脳の緊張がある程度解除され、睡眠の質も良くなるのです。
この一連の刺激である
「 はがす 」
ということをしっかり覚えておいてください。
医学的には、動脈という太い血管が走っているところの部分に、このはがす刺激を入れると効果的なのです。
先ほどの鼠径部や首の頸動脈の辺りなどは、本当に有益であり、このことを知らない人は、人生で大損しているといえます。
不眠症の人などは、疲労を回復させる最大の本能を阻害されているので、薬などに頼らず、改善させる方法を命がけで研究すべきです。
頸動脈の所にある‘ 胸鎖乳突筋 ’をいかに緩ませるか? は脳の機能維持には至上命題です。
現代人は、100%、この胸鎖乳突筋が緊張したままの状態となっています。
通常、3〜5Kgの脳の重さを首が支えていますが、疲れてくると首が前に出てきます。
すると、首は、15〜20kgもの負担を強いられるのです。
ですから、首が凝り始め、これが脳への酸素量も減り、果ては、片頭痛や、ウツ、パニック症候群などにも直結していきます。
店主は、この首凝りを瞬時に解消するウルトラCを研究しているのです。
そのためのあらゆる情報収集と実験を繰り返しています。
ストレッチその他いろんな方法があるようですが、おもしろいのが、
「 足 」
を使った首の緩め方です。
このあたりは、おいおい紹介していこうと思います。
ということで、まずは、「 骨からの皮膚はがし 」を実践してください。
必ず福音をもたらしてくれるでしょう。