さあ、11月となり、朝も寒くなってまいりました。
鍋がおいしい季節でもありますので、いろんな野菜を入れて栄養補給もしてまいりましょう。
ちなみに、野菜を食べることにおいて、「 煮る 」よりも「 生 」のほうが栄養を多く取り入れられると考えている方も多いと思います。
ビタミンは、熱に弱いから、熱を加えたら栄養も相当破壊されているだろう!! というように・・・・
しかし・・・・
実際は、生よりも煮るほうが、活性酸素を抑える抗酸化力は、はるかに強くなっているのです。
さすがに、焼いたり、フライにすると抗酸化力は落ちますが・・・・・・
野菜には、日光の紫外線から自分の身を護るために、‘ポリフェノール’などの抗酸化物質を多量に作りますが、
硬い細胞壁に包まれていますので、お湯の熱で細胞壁を溶かすことによって、有効成分を取り入れることができます。
ただ、高温で揚げたフライ物や電子レンジで何度もチンして食べると、血管をボロボロにする物質が急増しますので、注意が必要です。
ですから、温度の度合いによって、栄養を生かすも殺すもするということを覚えておいても良いでしょう。
それでは、本題に戻って・・・・
前回まで、「 リンパ 」というものに焦点を当ててまいりました。
そして、むくみという狭い範囲ではなく、相当数の肩こり、ひいては、免疫にもおもいっきり影響を出している個所こそ、
「 鎖 骨 」
という個所のゆがみや低位置か、大きく関わっていたということです。
鎖骨周りは、体中のリンパの終着点であり、一番渋滞を起こしやすいところであり、ここの異常が、
「 胸 腺 」
という免疫の司令官の活性を落としています。
この鎖骨近辺のリンパの渋滞を開放してあげると、女性なら、特に、‘乳がん’を阻止する可能性が飛躍的に上がると思います。
本来、リンパ液の中のB細胞など免疫細胞たちが、ガンの転移を抑えているのですから、リンパの潤滑は絶対重要なことです。
そして、リンパの性質は、血液が40秒かけて全身を一周しているのに対して、リンパは1日かけてゆっくりと一周しています。
それも、夜に主に流れており、なかなか循環できない性質があります。
その流れにくいリンパを流す方法として研究者が唱えている方法が、
「 腹 式 呼 吸 」
であり、仰向けになって、おへそをギュっと手で押さえながら凹まして、吐く息を長くすることによって、リンパの流れに勢いを付ければ良いというものです。
これを行うと、体中のマイナスの気も、指先や頭の先から出ていくということも同時に起こっているのです。
ですから、「 腹 式 呼 吸 」は、想像以上に健康効果が高いということなのです。
寝る前の5、6分でも良いですから、「 腹式呼吸 」を実施して、体中にリンパを流したいものです。
ただ・・・・
今、私たちの吐く息の勢いは、微々たるものになっており、「 肺年齢 」と呼ばれる数値は、実年齢よりも10歳〜20歳高く出る人が多いものです。
そこで、ここでまた一つ提案したことがあります。
これは、ある眼科の先生が考案されたことで、その記事を読んだ時に、「 素晴らしい!! 」と店主も絶賛しているものです。
その先生が提案されたことを実践していると、視力が1か月以内に0.3くらい上がってしまうというものです。
では、その方法とは、いかなるものかと言えば・・・・
「 ペットボトルの底に3つくらい間をあけて穴をあけ、それでフ〜と6秒かけてゆっくりと息を吐く 」
ということを実施することです。(※ペットボトルは500mlです)
こうすることによって、単にフ〜と息を吐くより、圧を感じながら、より吐く息が力強くなり、横隔膜の筋肉運動にもなるということです。
すると・・・・
血液中の酸素濃度も高まり、これが莫大に酸素を消費する脳や目にも好影響を与えることになり、視力も向上するという結果を生みます。
これは、冷えの改善にも最適ですので、これからの冬季にはもってこいの改善法となって来ることでしょう。