さて、台風21号直撃による暴風雨の中で、「 大阪セミナー 」が開催されました。
夜中の内に明石大橋を渡って、自家用車で本州へと渡り、何とか通行止めだけは免れましたが、車の中で寝ていてもバチバチバチという激しい雨の音で仮眠すらできませんでした。
「 こんな天候でセミナーに来る人なんていないだろう!! }
と、4年連続でセミナーが台風に遭遇するありえない確率に、一層のこと、宝くじでも当たらないかな! との思いまで沸き起こる始末・・・・。
しかし、セミナー開始では、箱を開けてみると、当初の参加予定人数の80%が来るという意外な結果に、驚き、感謝と申し訳ないという感情のまま、ボルテージ全開で怒涛の4時間セミナーが終了しました。
必ず、一生役立つ内容となっていますので、参加者の方々には活用して頂きたいと心から願っています。
それでは、今回は、一生役立つというより、このままでは、命の危険にまっしぐらになるかもしれない方々のために、ある医師の素晴らしい発見をご紹介したいと思います。
まず、結論から言いますと、
「 2型糖尿病の方で、インシュリン注射を打っている人は危険である 」
という内容となります。
これだけで終わってしまうと、皆さんは、
「 高血糖を放置しておくと、血管がボロボロになり、心筋梗塞や脳梗塞、ガン、透析という合併症が起こる確率がドカ〜ンと上がるのに、なぜインシュリンを打ってはいけないの?? 」
という????が頭の中でさく裂していることと思います。
しかし、・・・・
この常識を覆す‘事実’に気づいた医師がおられるのです。
その医師は、ある事実に気づきました。
「もし、高血糖をほおっておいて合併症が起こるのなら、ヘモグロビンA1Cが高い人は、腎機能も低下し、クレアチニンという腎臓病を測る数値も悪くなっていくはず・・・・ 」
「しかし、ヘモグロビンが高値になったからといって、クレアチニンが同じように上昇している相関関係はどこにも見当たらないのはなぜだろうか?? 」
「 これは、ひょっとして、インスリン注射をしたり、インスリン分泌を促す薬を投与しているから、逆に合併症を引き起こしているのはないのではないか? 」
ということに気づいたのです。
そして・・・・・
インスリンやインスリン分泌促進剤を使用せず、その変わり、「 SGLT2阻害剤 」や「 メトホルモン 」という血液中の余分な糖分を尿に出させたり、体内で糖を作ることを阻害する薬を処方したのでした。
すると・・・
糖尿病網膜症や足の壊疽が治り、何より一番厄介な「 透析 」をしなければならなくなった人がまったく出なくなったというのです。
その確実な証拠こそが、糖尿病からの透析をしなければいけない人が、「 10年間誰一人いなかった 」という実績なのです。
その医師は警告します。
「 血糖値300mg、ヘモグロビンA1C11%以下の人は、今すぐインスリン注射を中止すべきだ 」
当然、これからは、本格的な「 糖質制限 」もしていくべきもあると・・・・
● 主食にごはんやパン、イモ、麺など糖質の多いものはできるだけ避ける
● 野菜を先に食べ、肉、魚、卵、果物をバランスよく食べる
お腹がどうしても空くようであれば、朝と晩を糖質制限し、昼は比較的緩ませても良いと。
ここで、とても重要なことは・・・・
「 インスリンを注射している人は、そのまま糖質制限をしてはいけない 」
ということであり、高血圧の血圧降下剤が、血圧を下げるしかない作用で、正常な血圧の人が飲めば低血圧になるのと同様、インスリンを打っている最中に、血糖を落とす糖質制限をすれば、もっと血糖値が落ち、低血糖で意識を失う可能性すらでてくるのです。
ここの所をしっかり理解して、真に安全な血糖対策をしていかねばなりません。
今、かかりつけの医師にこのようなことを話しても、まともには取り合わないか、怒り出す人もいることでしょう。
そうならないためにも、先にこの素晴らしい発見をした新井圭輔 さんという医師の著書を、まずは、ご自身で熟読すべきですし、今の担当医師に
「 先生の患者さんで、インスリン注射をして血糖値を抑えていたにもかかわらず、透析をしなくてはいけなくなった患者さんはどのくらいいますか?? ]
と問うてみましょう。
糖尿から10年間透析患者を一人も出したことのない医師と担当医とどちらを選ぶかは、あなた次第です。
新井医師の著書を紹介しておきます。
「 糖尿病に勝ちたいのであれば、インスリンに頼るのをやめなさい 」 出版社 幻冬舎