店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.324
お腹が冷たい人は要注意!
2016.3.06

さて、前回までにガン、精神疾患の方々の特徴と改善法をご紹介してまいりました。


ミゾオチからおヘソの上までの硬直が起こっている度合いが、重症度と比例しています。

胸の中央に「 壇 中 」というとても大切なツボがあるのですが、これなどは、「ストレスのセンサー」とも言われています。


つまり、強烈なストレスにさいなまれている人ほど、この壇中が硬くなり、それが胸腺付近の筋肉の硬直を起こしているとも言えるわけです。



そして・・・・・


その時、同時並行して、あることも100%起きえているのです。

そのあることこそ・・・・「 呼吸の浅さ 」 なのです。



この最も重要な点が、当たり前のように思われているにも関わらず、なぜか、改善されようとしないのです。


呼吸の浅さ、すなわち、横隔膜の上下運動が極端に少なくなっているのです。


では、どうやって、改善させていくのでしょうか??



これをしなくては、お腹を緩めるための按腹をしようとしても、とても効率が悪くなっているのです。


その横隔膜を動かす最も簡単な運動が、

「 息を吐きながら、両手を頭の上にできるだけ上げて伸ばすこと 」



であり、お腹を膨らませる‘腹式呼吸’を十分にすることなのです。


この準備運動をしながら、按腹を丁寧にしてあげると、ドンドン効率も増していきます。



何度も言いますように、すべての施術は、「 緩める 」ことをしているのです。


横隔膜が開き、腹式呼吸ができれば、とうぜん、脳にも酸素が十分に行き渡ります。

この酸素以上に脳が喜ぶものは存在しません。

脳が喜べば、すべての筋肉も緩むのは当然です。

何事もコツはありますので、最短、最大の効果を求めてください。




それでは、今回のテーマですが、今、ご自身のお腹を触ってみてください。

いかがですか?


温かく感じられましたか? それともヒンヤリ冷たく感じられましたか?

なぜ、こんなことを聞くのか??



それは、よくこんな質問を受けますので、その解答のために必要だからなのです。


「あの〜、わたし、ものすごく手と足が冷たいのですが、どうすれば良いですか??」


というもので、皆さん、手と足が冷たいことに対して、手と足自体に原因があるように思われているからです。



手と足が冷たいということは、手と足の血管が細くなったり、血行が悪くなっていることを想像されるのでしょうけれど、

その手足の冷たさが、お腹にも大きな原因があるということを理解できるでしょうか?


逆に言えば、こういうことが言えます。


手足は冷たいけれど、お腹は温かい人はいるでしょうか?  と。



店主は、ゼロではないけれど、そのような人にあまり会ったことがないのです。

とすると、お腹が温かくなると、手足も温かくなっていくという可能性があるような気がしますよね〜!


今から10年も前になるでしょうか、こんな話をある女性から直接聞いたことがあるのです。


その方は、お歳は60歳くらいでしたが、曰く、


「先日、ある健康食品を取ったら、生まれてこの方、今まで見たことのないようなウンチが出たんよ!」

「ヘドロのような、色も何か黒いような〜」


「あまりに恐ろしくなって、そのウンチをすくって、病院にもって行ったんよ!」

「しかし、病院の先生は、これは普通の便ですから、なにも心配しなくても良いと・・・・??」


と、結局は、何もないような話で終わるのかと思いきや・

「先生から何もありませんとは言われたけれど、でも、不思議なことが起こったんよ!!」


「そのへんなウンチが出てからというもの、どうしようもなかった足の冷えがなくなったんよ!!」

「ものすごい冷え性で、夏でも靴下を履かなければ眠れないくらいだったのに・・・・!!」


「それが、そのウンチを出してから、足がポカポカして、靴下もいらなくなった!」



と、摩訶不思議な体験を話してくれたのでした。



いかがでしょうか? これこそ、まさに、腸が冷えの改善にも関係している証拠にもなっているのです。

つまり、彼女のように宿便的なものが出たとき、手足の冷えも取れる可能性もあるのですが、宿便はなかなか出ません。 



それよりも、女性に圧倒的に多い 「下垂した腸のねじれ」の改善をしたほうが良いという確信が、店主にはあるのです。


日本人の腸は、世界的に見ても異常に長く、普段、腸の図でみるようなきれいに収まらず、グチャグチャの状態で収まっているのです。

これが、内視鏡をした時に、死ぬほどの思いをされた人の特徴であり、医師の力量が低いとは言い切れない部分なのです。



そこで、その下垂した腸のねじれを改善させるために、


●仰向けに寝て、足を立てて、お尻の下に枕のようなクッションを引く

●鼻から息を吸いながら、お腹をできるだけ膨らまして、ゆっくり吐く

●親指以外の4本で、鼠蹊部(そけいぶ)からおへその上3cmの高さまで‘腸を持ち上げる’ように按腹



上記の運動をして頂くと、必ず、腸もいっしょに動いており、鋭角に折れ曲がった腸に血流もスムーズに流れ始め、腸自体も温かくなってまいります。


これが、結果的に、手足の冷えの改善にも繋がりやすくなっているということを知っておいてください。


お腹が冷たい人は、小腸という免疫の中枢部分も活動できていない可能性もあるので、免疫疾患になりやすいということでもあります。