店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
皆様の知らない情報、健康法満載!
痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.314
私たちを操るバケモノ
2015.09.23

本日は、早くも9月23日で、コラムを書くことを忘れるくらい名古屋セミナーの参加者の方々の運命観察に没頭していました。

四柱推命、紫薇斗数、ホロスコープ、数霊、風水など多角的に観察して、それぞれが重なってくる象意は特に抽出しているので、時間がかかっているのです。



仮に、自分の性格や行動パターンが、店主の観察と同じであったとしても、それでは運命が良いように変わるわけではありません。


自分の思っていない才能に気づいて頂くということもありますが、

周りにいる人、これから集まってくる人の中で、自分にとってすばらしい運をもたらす人の秘伝の象意などを知ると、人との出会いそのものも価値あるものと思えるようになるはずです。



当然ですが、今回割り出す人だけが有益で、その他の人は有益ではないということではありません。

ご先祖様、神霊は、人の口を通して気付いて欲しいことを訴えてきますが、それが、有益と判断する象意の人だけであるわけがないからです。

それにしても、今の段階で、今回の参加者の方々は恵まれた運勢の方が多いということは言えるのです。



ただ、・・・・・

店主は、そのすばらしい命式を見ていると、つい思ってしまうことがあるのです。

それは、あまり恵まれすぎて、強烈な困難、試練にも会わず、忍耐力を練磨し、大いなる壁を乗り越えていこうとする気概が果たして生まれるのであろうか?? と。



通常、人は、なにかに追い込まれたり、せざるを得ない環境に立たされないと、命懸けで取り組むということができないという弱さを持っています。

ですから、もっとも大切な‘進歩、発展’の観点からは、はたして、それが‘ 吉 ’といえるかどうかは果てしなく疑問なのです。

この‘ 吉 ’ということについて、セミナーでは真の意味をお話したいと思っています。



みなさんも、何が本当に‘ 吉 ’といえるのか、少し考えてみられると良いでしょう。

そうすると、前回の‘ 有 難 い ’の真の意味をお話したような答えが出せる方も出てくると思います。




それでは、遅くなりましたが、今回のテーマ「 私たちを操るもの 」についてお話をします。



‘私たちを操るもの’とお聞きになって、またどこかの秘密組織、秘密結社が、経済や思想を操っている! ということでも話すのか?? と思われたかもしれません。

そう思われたなら大丈夫です!  どこかの秘密組織の話をしても、それが1mmの誤差なく真実を暴いたところで、あなたの運命は1mmも変わりませんから・・・!!

そもそも、現役の諜報員が直接教えるのならまだしも、私たちが書籍で知るようなレベルでは、すでに陰謀にはなっていませんし、過去の計画、価値のない情報、ガセネタの確率が99%です。



そうではなく、わたしたちの行動様式、運命をほとんど決めてしまう‘あるバケモノ’についてのお話なのです。


店主・内藤が、その化物のことを知ったのは大学の時でした。

高度な占術にも通暁したある人物の書籍を読んだときのことです。



その人物の占術のレベルは、相談者が何も言わずとも、その人の前に相談者が来た時刻で‘盤を立て’、どのような内容で相談にこられたのか? その解決策はどのようにすれば良いか? を頭の中で‘計算’で出していた人なのでした。

バックの霊の力でわかるのではなく、自身の計算で出していたのですから、人の努力の延長線にある本当にすばらしい真の超能力とも言える境地まで登っていた人です。

その人の著書の中の一文に、店主は強烈なインパクトを受けたのでした。



これを知って頂きたいと思い、今回のコラムでお話することにしたのです。



ある御夫婦が娘のU子さんの結婚のことで、その先生のところに相談にきたという場面でした。

そのU子さんのお見合いの相手が3人おり、どの男性が一番U子さんにとってふさわしか判断して欲しいという相談でした。



その3人のお見合い候補であるA君、B君、C君といる中で、

A君は、有名国立大を卒業して一流銀行に入って活躍している。

B君は、一流私立大を卒業して、大手電機メーカーで勤務している。

C君は、一流私立大を出て、貿易会社に入り、中堅とはいえ、若いのにすでに係長に昇進している。




という3人で、世間的に見ても、3人とも甲乙つけがたいほど優秀さで、さすがに、御夫婦も悩むのは当然といったところ・・・・。

そして、その先生が、生年月日より個人の力量と運勢を計算して答えた内容とは!



A君は、‘軽い肉体傷害の因縁’があるくらいで、頭も良く、家庭運も非常に良い。 評価点は90点。


B君は、A君よりやや劣り、結婚運も悪くなく、軽い中途挫折の因縁があるくらい。 評価点は80点。


C君は、頭の回転の早い俊敏に立ち回る星を持ち、中年に独立する。小さいけれど頭領運をもっているので、世間的には80点は出せる。

しかし、わたしの評価は、60点である。(ちなみに合格点は70点)



なぜか???

それは、「色情の星」をもち、この星の動きから見ると、今までに再三の女出入りがあり、その上、妻縁が一度変わる因縁がある。

これでは、こと結婚に関する限り、60点も甘いかもしれない!!



と、そのことを話終えたとき、御夫婦は、


「それでは先生!! Aさんが絶対ですな! もし、AさんがダメということならBさんということ話を進めてまいります!」

いそいそと立ち上がろうとする夫婦に対して、その先生は手を上げて制しました。



「まあ、待ちなさい! ちょっと話しておくことがある。」」

「今、言ったとおり、3人の中ではA君が一番で、B君がこれに次ぐ、そしてC君は社会的には優秀だけど、結婚運では劣等生です。」

「しかし、ここで一つの問題があり、おそらくA君、B君は娘さんとは結婚する気にはならないだろう!」



「娘さん自身も、A君もB君も気が進まないというか、ムシが好かないとか、いろいろ理由をつけて断り、C君を気に入るでしょう!」

「正直、娘さんは、三婚の命’と言って、三度、夫婦縁が変わる最悪な結婚運をもっていて、因縁上、A君やB君とはいっしょにはなれないのです!」


「いや〜先生! 恐れ入りました! 実は、釣書くらいなら、ということで3人の釣書を見せると、娘は最初からA君、B君は相手にもせず、C君となら会ってもいい というのです!」


「因縁とは恐ろしいものですな〜!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここまでの展開をご覧になって、いかがでしょうか?

異性を選択するものは、自分の完全なる自由意思だと思っていませんでしたか?


しかし、数万人の運命を観てきたプロは、その自由意思をあえて否定してくるのです。

その自由意思を超える、思考のパターン、色や異性の好みなどを決定させているもの・・・・



それを、その先生は、「 記 憶 」といい、それも厳密には、「 前 世 の記 憶 」であるというのです。

例えば、「色情の因縁」があると判断された人なら、

「前世でそのまま異性とのドロドロの関係を体験した」

「異性によって苦しんだことにショックが深く、もう異性なんてコリゴリだ!」


という恐怖心が強く刻まれて、その恐怖心が、さらなる異性を信じられないようなショックを受ける人を無意識に選んでしまう連鎖を潜在意識が起こしてしまうのです。

当然、良き潜在意識は、良き人、環境を選択させるように、無意識のうちにその人を導きます。



ただ、恐怖心、恨みほど、人の潜在意識に深く刻まれるものもなく、それが、次に生まれ変わっても、同じ環境に自分を追いやるというモンスターになってしまっているのです。



ちなみに、先の先生が言う、‘色情の因縁浅し’‘色情の因縁深し’という計算上出てくる度合いは、すべて、その恐怖心、恨みの深さの度合いとまったく連動しています。

ですから、このようなことも含めて、わたしたちは、恐怖心や恨みの思いは、いくら正当性が自分にあっても持ってはならない、ということになるのです。

でなければ、今世もそうですが、来世まで、その恐怖心、恨みなどのマイナスの感情(潜在意識)が、また同じような目に遭うような人や事象を呼び込んでしまうということを肝に命じなければならないのです。



何度も繰り返し思うことは、良きにしろ、悪しきにしろ、深く潜在意識に潜り込み、わたしたちの無意識の行動に駆り立てるということを学びましょう。