さて、今月は、ロシアに隕石が落ちてきたり、青森では世紀の大寒波が襲ってきたりと大変です。
しかし、皆さんの体の中で大変なことが起こっていないか? ということも心配です。
徐々に衰えていく`記憶力’、`歯周病の進行’、`動脈硬化’など、自覚症状もなく、潜水艦のようにしずかに進行する恐ろしいものばかりです。
記憶力の鈍りというのは、毎日の変化のない生活パターンによって、脳への適度な刺激もなく、シナプスをドンドン広げていく機会がなくなっているということが、最も進行を早めています。
ここに、夢を実現しようとして壁を超えていこうとする情熱が、もっとも有効な記憶力維持の根源となります。
どんなに難しい数学や科学をしても、毎日が変化のない難しさであれば、・・・・結局はボケてしまう可能性が高いのです。
運動でも、すべて新たな刺激によって筋肉も大いに発達し、同じ運動では耐久性にも問題が生じてくるのです。
先日、TVでアフリカのいくつかの種族が`視力’を競い合っていましたが、あの有名なマサイ族の戦士が、わたしたちが望遠鏡でしか確認できないほどのはるか向こうの標的の印を認識し、
その視力・・・な、 なんと "13、0"!! という驚異的な数値をたたき出していました。
これなどは、人間の可能性を知るすばらしい記録ですが、芸能界で活躍しているオスマン・サンコンというギニア出身のタレントは、地元では視力6,0でも`近視’だったいうエピソードがありますが、その彼は、日本に来てさらに近視が進み、今では1,2以下の視力であるという・・・・・。
これこそ、ひとえに、狩りをしている時での遠くまで見える`必要性’がなくなったということが最大の原因といえるでしょう。
筋肉も、ベットで3週間でもジ〜と寝ていれば、100mを10秒台で走るオリンピック選手でもげっそり落ちて、役に立たないものになってしまうことでしょうし、脳も血管の柔軟性も、すべて`必要性’によって鍛えられていくということです。
これが、進歩、発展をしなければ朽ち果てていくという自然界の宿命なのかもしれません。
さて、ここで、突然ですが、店主が今回、特に強調したいことは、やはり、寝方の問題であり、何度も繰り返していることですが、このコラムの文字をただを読むだけで活用されていない方が多いということで、その重要性を強調したいからなのです。
店主は、寝方に関しては、どんな人も例外なく`北まくら’が、脳が安定して、疲れも取れやすくなる、と言ってまいりました。
これは、優秀な整体師の中に、以下のような治療に応用している方もおられるので、その内容を皆さんに知ってもらいたいのです。
その全国的に見ても優秀な整体師の先生は、患者さんがどのような持病を持っているか?をまず見極めるために最初にあることをするのです。
それが、360度回転するベッドで、患者さんの頭を `西’ にきっちり合わせるようにするのです。
すると・・・・・
その患者さんが持っている持病が表面に出てこれやすくなるというのです。
つまり、腰痛を持っている方なら腰痛が起こりやすくなり、頭痛を持っている患者さんは頭痛が起こりやすくなると・・・・
ということは、`西まくら’は、その人の持っている持病を浮き出させやすくする方位であり、患者さんたちにとっては最悪な方位ということになります。
しかし・・・
そのような患者さんでも、もし、頭を`北まくら’にしてしまうと、持っている持病が閉塞してしいまい、症状がでにくくなり、治すポイントがわかりずらいことになってしまうということに・・・・・
それくらい、`北まくら’ は、脳が安定してしまい、筋肉の緊張も解けやすく、痛みも軽くなってしまう効果があるというのです。
`北まくらは死んだ人の方位’ という迷信を真に受けていては、本当にもったいない限りなのです。
夜泣きがひどい赤ちゃんなど、一度、`北まくら’に寝かして上げてください。
それで、寝付きが良くなったら、信じざるをえなくなるでしょう!
知ることと実践することは、まったく別物であり、実践しなけば知らないことと何ら変わらないことは当然のことです。
このコラムを読まれても、実践に応用する方は10%もいないのではないでしょうか?
できるだけ、一般の方が自宅でも簡単に応用できるものを選抜しているつもりなのですが・・・・(悲!)
店主も、霊鳥(ひとり)となって良心のまにまに書いておりますが、このままでは、誰にも良きものが伝わらない(一人ぼっち)の孤独な世界を堪能するしかなくなってしまいそうです。
それでは、今回は、血圧の問題を抱えている方が多いので、一つマル秘療法をご紹介してみたいと思います。
この血圧の安定に実施する個所は、
`まず、右手を上に上げ、中指の内側から真下にず〜と下がった手のひじから真ん中に沿って、反対の手で上に上に指圧をするように丁寧に押していく’
というものです。
この腕の真ん中に沿った場所に、実は・・・・"血圧を調整する神経" が通っているのです。
そして、右腕が終わったら、今度は、左手を実施してみて下さい。
この一連の動作を3クールでもすれば、血圧は基準値に動き始めることでしょう。
めまいや動悸が激しく起こった時にも有効ですので、まずは、頭の中に整理しておいて下さい。
その他、腹式呼吸をしても100%下がりますが、やはり、"首の頸椎上部のひずみ" が高血圧症の方には必ずありますので、ここをきちんと改善するにこしたことがありません。
ついでに、最近、疲れやすくなってきたという方は、副腎が弱ってきている可能性も大ですので、仰向けになって、お腹を天井に向けてできるだけ弓なりになって反らし、ドスンと落としながら、この一連の動作をしていくと、副腎も活発になり、全身の神経に良き影響が出てまいります。
背中の左に問題のある方は、疲れやすいという法則がありますので、御注意下さい。