さて、昨日、一人のお客様が健康の御相談にお越しになられました。
それで、お話を聞いていると、どうも糖尿があるということと、とにかく、血液がドロドロであるという指摘を医師から告げられているようでした。
その時、2年前からの血液検査のデーターを見せられると・・・・
「ウ〜ン! 確かに糖尿の真の数値を表わすヘモグロビンA1Cの数値は、7近くあり、通常の血糖値も200近くあるということは、間違いなく糖尿ですよね!」
と、見たままの感想が漏れたのですが、しかし・・・・
その検査数値をず〜と見ていくと、その糖尿よりもある意味恐ろしい数値が目に入ってきたのでした。
「奥様!ちなみに、ここに血小板という項目があるのですが、その数値が10万という結果が出ています」
「普通、血小板の数値が低くなる時というのは、肝硬変に見られることが多いのですが、しかし・・・」
「今回の検査で、肝機能を計るGPT、GOTなどの数値は、すべて基準値に入っているんですよね〜!!」
「なんとも不思議な数値ですが、γーGPTも高くないということで、アルコール性の疾患でもないし?」
「考えられるのは、あと・・・C型肝炎などのウイルス性肝炎くらいしかないのですが・・・・」
と、言うや否や
「はい、主人はC型肝炎を持っています! 生まれつきではなく、途中でなってしまったようです」
この言葉を聞いて、糖尿改善も大事だけれど、明らかに肝硬変に突き進んでいることのほうが気になってしまったのです。
「奥様! 糖尿も怖いですけど、このC型肝炎のウイルスが暴れて、肝硬変、肝臓がんにもっていかれることのようが、命に直結するかもしれないので、肝臓のケアーを最優先で考えていったほうが良いと思います」
そして・・・・
日常生活における糖尿対策の‘インシュリン低分泌食品’から血液サラサラ食品、そして、肝臓のケアー食品、また、ツボ療法を紹介したのでした。
ここで、店主の疑問は、なぜ、ドクターは、C型肝炎で肝硬変になっている可能性が高い状態を何も告げず、肝臓のケアーについて何も言わないのか???
今、店主のお世話になった方も、肝硬変で腹水パンパンの状態で、生命の危機的状況になっており、2年以上も前から血小板は非常に低かったのです。
しかし・・・・
ドクターの指摘なく、肝臓のケアーについて一言もなく、最近になってB型肝炎であるということを告げられたとか・・
ウイルス性の肝炎だろうと、アルコール性肝炎だろうと、肝硬変は命に直結する生命の危機ですので、肝臓のケアーに対するアドバイスをしなければなりません。
特に、ウイルス性の肝炎は、ちょっと前まで、注射の使い回しをしていた時期があったくらいで、50歳以上の年齢の方には、自分でも気づいていない人もたくさんおられます。
もし、無料でそれを調べるのでしたら、‘献血’をすれば、日赤から‘ウイルス性肝炎になっていますので献血はできません!’と通知書が送られてきます。
お酒をたくさん飲まれている方も、この血小板の数値が基準値をはるかに下回るようになると‘肝硬変’の可能性がありますので、必ず、チェックしておいて下さい。
肝臓は、別名・沈黙の臓器と呼ばれ、よほど悪くならなければ、痛みなどを訴えることはありませんので・・・
それでは、今回のテーマである‘神経’についてお話をしてみたいと思います。
それで、この神経については、まさに‘血液’と対極にあるものということを認識しなければなりません。
いわゆる西洋医学の代表が、目に見える‘血液’の学問であり、ツボなどの‘神経’という目に見えないものが、東洋医学の象徴ともいえます。
しかし、目に見えないから存在しないとは言えず、神経の働きは、一言で言うと‘情報伝達’であり、電気学とも言えます。
その中で、今回は、神経の伝達の応用法とも言えるもので、店主・内藤がいつも考えている脳への酸素量を増やす特効法を紹介したいと思うわけです。
しかして、その神経を応用した方法とは・・・‘小指’に焦点を当てる方法なのです。
ところで・・・
以前、このコラムでは、‘重心’の大切さを紹介しました。
例えば、重心がきちんと正しい位置にある人は、けっして腰痛を起こすこともなく、内臓の変異や太ったりすることが少なくなります。
その重心がずれている人というのは、靴の端がすり減っていたりするわけですが、その時は、意識を‘足の親指’にかけて歩くようにすると良いわけです。
そして、今・・・・・・
すばらしい効果に目を見張っている医師も多い療法こそ、今回の‘小指療法’であり、首の筋肉を緩める秘密兵器でもあるのです。
以前より、‘中指そらし’が、直接的に脳の血流を15%以上あげるものとして紹介していましたが、この小指療法は、首筋を緩ませる力を持っているのです。
ちなみに・・・・
‘うつ’の症状の重たい方ほど、この小指に力が入らないということが判明しており、ヘソ下の丹田や足の親指、手の小指は、それぞれ力が込められていないとマズい個所なのです。
そこで、鉛筆を使う時にも、なるべく小指に力を意識して書いたり、親指と小指だけで少し重たいものを持ち上げたりする訓練をすると、うつ対策や腰痛対策にもなるのです。
余談ですが・・・・
世界に空手道を普及した極真空手の創始者である大山倍達(ますたつ)氏は、なんと小指だけで何回も腕立て伏せをやれた人だったのです。
皆さん! 小指で腕立て伏せが2回でもできますか???
この小指に力がこもれるということは、全身の気も充実していたということになるのです。
さすがに、全世界100万人以上の空手の総帥を張っていただけのことはあります。
実は、大山さんの見えないバックには、すべての○○を従える、とんでもないパワーの○○様がお守りになっていたからなのですが・・・
この大山さんの小指による腕立て伏せの記憶が妙に印象的だったことが、今になって重要な要素であることに気づかせてくれたのでした。
大山さん曰く
「正拳の強さは、何度もいうように、小指と薬指にどれだけの力があるかにかかっている、といっても過言ではない」
「では、どれだけの力があればよいか。小指と薬指で自分の体重を持ち上げられたら十分であろう」
「電車の吊り皮に小指と薬指をかけて、自分を持ち上げて顎までもってくる。これができればよい」
( ※ 背景は「重心」で確認。)
ということで・・・・
気の充実に、小指に気を集中して中心を整えましょう。