店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.190
人間からの脱却
2011.03.29

今回は、これからの人類の課題について少しお話をしていきたいと思います。

本日も、農作物の放射能汚染に対する出荷制限によって自殺された農家の方の痛ましいニュースが流れていました。

この宮城沖の大震災を教訓に、‘助け合い’という精神の尊さと地球を含めたあらゆる環境との調和を図ることの大切さを学んでいかねばなりません。

そして、いかなる絶望があろうとも、良くなるという信じる心と生かす愛の心を忘れないようにしなければなりません。



ここに中国から入ってきた実際に起きた奇跡ともいえるニュースがあります。

1999年、張さんという男性が、宋さんという女性に出会い、そこで二人は愛し合い、まもなく結婚しました。

しかし・・・・


結婚してまもなく、妻の宋さんが突如倒れ、意識不明になったといいます。

そして、病院に連れて行かれたものの、検査の結果、「今後、意識を取り戻す確率はゼロに等しい」と宣告されてしまうのでした。

まさに、晴天の霹靂で、張さんは目の前が真っ暗になってしまったのでした。

そのまま妻を入院させたものの、医療費は高額で必死に働いても生活は困窮するしかありませんでした。


愛する妻は、植物人間状態で笑顔は戻らず、生活もままならず、まさに、絶望のどん底でした。

張さんは、悩み苦しんでいました。

しかし・・・・

ある時、ふと、妻と出会ったときに「あなたが唄う歌が好き」と言っていたのを思いだしたのでした。

それ以来、張さんは、毎日、彼女の耳元でラブソングを歌い続けたといいます。


そして・・・

歌い始めて3年半が過ぎたある日、唄を歌っていると妻の目から涙がこぼれ落ちてきたというのです。

まさに、張さんの妻を愛する心が、医学的には絶望的だった意識の変化を起こさせた瞬間でした。


そして、さらに2年後には妻の意識が戻るところまで回復し、じきに会話ができるようになったといいます。

その後、ますます回復し、ついには、妻は張さんにこんなことを願ったといいます。

「生きているうちにあなたの子供を産みたい!」 と。

担当医師は、今までの病状を心配しましたが、出産は今後のさらなる治療にも役立つと判断し、OKを出したのでした。

そして、ついに待望の元気な女の子が生まれ、今年で2歳になっているという・・・・



このお話は、医学的な回復の見込みがゼロであった妻でも、必ず良くなるという信念があったから回復したのであって、唄を歌ったという内容そのものは関係ありません。

そして、前回紹介した‘ひでぼー君’のように、耳は聞こえない、歩けない、食べられない子供から、睡眠時間を1時間もまともに取れなかった母との心の交信も、すべて愛情一つで可能にしたことです。


この時、張さんと宋さん、ひでぼー君とお母さんは、人間ではなく、‘人’になっていたのです。


すなわち、人間とは、人と人とに距離という‘間’ができている状態のことを指し、この人との距離が無くなった時に、人間は初めて‘人’と成り得るのです。




なぜ、漢字で今の人をわざわざ‘人間’という文字を当てさせるのか?

人も人間もみなさんはいっしょな意味だと思っていることでしょう。


しかし・・・・

実際の内容には、天と地ほどの差があるのです。

この人間を人に戻そうと、今から地球をはじめ、自然界はわたしたちに天変地変ほかあらゆる手段を使って教えようとしているようです。


ところで、・・・・

泣く子も黙るマフィアの世界には、ある掟が存在しています。

それは、‘いかなる組織の幹部であろうとも、ファミリーの妻、子供に手をかけたらすべて暗殺の対象になる’というものです。

これは、長い間、血の抗争を続けてきた彼らが作った唯一の生き残るための掟で、逆に言えば、家族の者しか信じられないという裏返しでもあります。

もっといえば、家族とその他の人間ほど愛する度合いが極端に違うゆえに、マフィアは誰でも殺せてしまうということでもあるのです。

これが‘人間’の究極の状態といいます。


そして、その逆がお釈迦様のような聖人で、人も動物も植物もなんら変わらない生きとし生けるものすべてが家族のような愛情の対象なのですから、殺すということ自体不可能なことです。

これが、全ての存在に間のない究極の‘人’といいます。

自分の意識の高さというものを判断したいと思うのなら、この観点に立ってみると瞬時にその高さを判断できることと思います。

大自然、他人に生かされていることに感謝するという意識の上に、大自然、他人を生かそうとする意識、さらにその上が、大自然、他人と我が同じという意識になっていきます。



さて・・・・

NASAも発表しているように、昨年あたりからこの銀河宇宙はとても高いエネルギー帯に突入しました。


そこで、今後、火山の爆発や地震がドンドン起こってまいります。

特に、北米にある‘イエローストーン国立公園’の下に溜まっているマグマが噴火した時は、全人類はほとんど生き残れません。

とてつもない火山灰が世界を覆い、太陽の光がまったく入らないカビだらけの世界になり、一瞬で食料不足が起こるからです。

このような最悪なことが起きるかどうかも、わたしたち人類の意識一つにかかっていると言われます。


早く人間から人へ脱却しなければ、待ったなしでわたしたちは選別されてしまうことでしょう。