店主 内藤
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.154
空海と丹田
2010.06.15

さて、今、カレンダーを覗くともう6月15日で、まさに1年の半分の地点を迎えようとしています。

そして、ふと気付けば6月15日といえば、店主のいる四国の生んだ世界的にも天才中の天才であった空海の誕生日ともなっています。

ということで、今回は、空海について思い浮かんでくることをお話してみたいと思います。


空海の生まれた6月15日というのは、まさに太陽が最も輝き、明るさの極致に至る時で、夏至では、日の長さが頂点を極めた時ですので、次の冬至まで日が短くなっていくという機運となります。

したがって、夏至の少し前の15日辺りが太陽の勢いが最高であることを意味しており、その太陽の‘日’を象徴するのが、終生、空海を守ったという‘大日如来’という名の秘密にリンクしています。

大日如来は、密教ではあらゆる仏の中の最高位に立ち、すべての仏様を使いこなすことができるという方で、その大日如来が、空海がまだ10歳に満たない小さい頃より夢に顕れて、いっしょに遊んでいたということを後に語っています。


空海が唐の国より伝えた密教は、‘秘密仏教’の略で、それこそ、人間のあらゆる欲望すら成就してしまうパワーを持ち、徳の高い、できた人間しか持ってはいけないゆえに秘密仏教といわれたわけがあります。

すなわち、願望を叶えることができるという、その意味の中には、今、死にかけている人を7の倍数、例えば、7時間、1週間、2週間というように延命してみたり・・・

愛欲を達成したり、大衆より人気を得ること、嫌いな相手を術をかけて殺してしまうことなど・・・

というように、まさに、人間の欲望をそのまま成就してしまう力を持ち、時の権力者によって都合よく利用されてきた背景もあるのです。


しかし、さすがは空海、自分の欲望を満たすことに密教の法力を使わず、雨を降らしたり、時の嵯峨天皇の脳の病を治癒させたり、近代建築学にも匹敵する技術を編み出したり、それこそレオナルド・ダ・ビンチばりの八面六臂の万能の天才ぶりを発揮しました。

その空海の天才の秘密に、以前より紹介している記憶力が最強になる求聞持聡明法などの密教の秘法の体得などがあるのですが、空海の才能は、そのほとんどが、今、流行の坂本竜馬を生んだ土佐(高知県)で育まれているのです。


高知という名前の秘密に、‘高い知恵と交わる’という意味があるとすばらしい叡智をお持ちの方より教えてもらったことがあります。

高知には、すばらしい志で生きていく人には、そのような高い叡智に触れる機会を与えてくれるエネルギーがあるのです。


そして、空海は、唐より帰る時、

「我に真言密教を広める聖地を与えたまえ!!」

と祈って帰ってくるのですが、日本に帰ってからもひたすら聖地を求めて歩き回っていました。

そして、・・・最終的に和歌山県の高野山に来た時、その土地に住んでいた丹生(にう)族という一族が空海の前に現れて、

「あなたの探し求めている聖地はここです!」

と言ったのでした。

それを聞いた瞬間、地下水のありかも瞬時にわかる空海は、この土地こそ、真言密教を広める聖なる土地にふさわしいと理解したのでした。



実は、高野山という土地は、地質学的にみると地下に‘水銀鉱脈’が豊富にある土地で、この水銀のことを古来より‘丹’とか‘朱’と呼んでいたのです。

ちなみに、平安神宮とか、どこかの鳥居の柱などは朱色に染められていますが、これは‘護符’の意味が強いのです。

もっとズバリ言えば、水銀というモノに‘魔よけ’のパワーが秘められており、その水銀鉱脈から朱を作り、それを塗ったのです。


さらに、水銀は、中世ヨーロッパでは、‘錬金術’すなわち、銅や亜鉛などの卑金属を‘金’に変える触媒として研究されていたのです。

その錬金術研究の最高峰が、ビックリ、万有引力の法則を導き出した‘ニュートン’その人だったのです。

ニュートンの正体は、皆さんが思っている科学者としての顔は、半分もないでしょう。

彼は、若い頃より錬金術に夢中になっており、水銀中毒で30歳にしてすべて白髪だったのですから・・・

そして、この水銀こそ、あの秦の始皇帝が不老不死を求めた中で、もっとも執着していたものでもあったのです。


水銀は、日本では‘水俣病’の原因にもなったモノですが、何度も言いますように、最高の薬は最悪の毒にもなり、最悪の毒も最高の薬となりえるということを・・・


そして、この水銀=丹という名は、人間のヘソの下3cm〜5cmの‘丹田’という名前にも当然リンクしているのです。

丹を作る、すなわち、腹の据わった人間は意志強固で、何物にも動じないという不動心があり、すばらしい忍耐力の権化でもあるという意味でもあるのです。

何かの物質を飲んで不老不死になるというより、この丹で気を練り続ける、ということこそ、不老不死に近づく秘密であり、ヒマラヤの聖者たちの会得した過程でもあるようなのです。


ですから、例えば、‘朱美’さんという名前は、意志の強く、腹の据わった美しい女丈夫ということにもなるでしょう。

また、‘朱に染まれば赤くなる’という深い意味には、朱の人、すなわち、丹の人という意志の強い人には、周りの人もその人の思いに共鳴し、動かされる、という意味にもなるでしょう。


そして、店主の直観には、もう一つの意味が浮かんでいます。

それは、・・・

何物も恐れず、動じず、他を生かす情熱の塊で生き抜いた丹の人は、その情熱はいつまでも後世の人々の心に生き続けている‘不老不死’となっているということを。

吉田松陰はじめ明治の英傑たちの魂が良き象徴です。