店主 内藤
世の矛盾、スジの通らない事に店主・内藤が吠える!
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痛快!店主のひとりごと
店主のひとりごと Vol.153
鶏から教えてもらったこと
2010.06.07

本日、荷物を持ってきてくれた宅配便のおにいちゃんと歓談していると

「先週の金曜日からおなかの調子が急に悪くなり、トイレでもピーピーの状態が続いていて、体調が最悪なんです・・!」と。

「どうも、サバがあたったんじゃないかと思うんですけど・・・・」

というような会話があったのですが、この湿度の高く、カビやウイルス、雑菌が繁殖しやすい時期は要注意です。

こんな時は、強力な抗菌力があり、しかも、・・・全く無害で安全なモノを併用して摂りたいものです。

そこで、まず、思いつくモノが‘ワサビ’や‘ショウガ’のちからです。


イカや魚介類にくっついてくる‘アニサキス’などの寄生虫は、PH2.5の塩酸のような胃液の強酸にもビクともしません。

しかし、そのアニサキスでも、ワサビやショウガに触れると死なずとも動けなくなってしまうのです。

ワサビの抗菌力は、今や‘エアコン’にも応用され、ワサビの成分を空気に対流させ、雑菌の活動を瞬時に止める力を発揮しています。

そして、ショウガも抗菌に優れ、人間の体温を上げることに有用で、‘ショウガなくして漢方は成り立たず’という位置まで占めています。


対処療法的には、‘ショウガ紅茶’などは、これから暑くなり、エアコンをガンガンかけて余計に冷えを加速させる時期には有効でしょう。

冬かと間違うくらい夏にホッカイロが売れる!?という通販の担当者のコメントが笑えません。



ところで、今回は、ある養鶏の仕事に携わっていた方の貴重な体験を一つご紹介したいと思います。

その方は、ある時、安全、安心な鶏を求めて、薬剤を使用しない無投薬の鶏を育てようと決心しました。

幾つかの団体や個人が無投薬で成功しているという話を聞いていたので、自分にもきっとできるに違いないと思ったからです。

しかし・・・


実際、それらの情報を元に無投薬で育てようとしてもまったくダメだったのです。

いくら無投薬で成功しているという人に、直接指導してもらっても・・・・

そして、いつの間にか借金も膨大なものになってしまい、半ば、絶望のどん底にいたある日のこと。

鶏の出すフンを見つめていた時、あることに気付いたのです。


鶏のフンには、コクシジウム原虫という虫がフンを栄養源にしており、10羽程度であれば庭で遊ぶヒナの体内で免疫を作る分にも適しているけれど、それがいきなり20羽、30羽と増やしすぎるとどうなるのか?

一挙に数が多くなると、免疫を作るどころか、異常に増えた原虫によってヒナの腸内をキズつけられ出血して死んでいくということを・・・・・

そして、この原虫の増殖を止めていたものが薬剤のサルファー剤というものであったということを・・・


すべてが後の祭りで、その方は、いきなり2000羽の鶏を飼って、無投薬であったため全滅したのです。

そして、無投薬の厳しさを肌身に感じながら、死んだり弱り切って腐敗臭が立ち込めるヒナの処理をするため、‘炭’を脱臭の目的で頭から振りかけ、翌日片付けようとしたのでした。


翌日の朝、小屋に行ってみると、そこには・・・・信じられない光景が飛び込んできたのです。


なんと、元気に復活して動き回るヒナがいたのです。


一体、何がどうしたのでしょうか?

ちなみに、その方は、無投薬の実験中に、ヒナに炭も食べさせていたのです。

さらに、病気を治すために、微生物で発酵させた餌を食べさせていたにも関わらず、まったくダメだったのに・・・・・・

さて、読者の皆さんはどうしてヒナが復活したと思いますか??



その方は、こう考えました。

炭はマイナスで帯電しており、ヒナの病的な体表に共通するプラスの帯電を中和し、また、遠赤外線を放射することによる体温の上昇、そして・・・・

ウイルスや原虫、害虫の特徴である微生物の表面の膜もプラスに帯電しているために、炭のマイナス電子で近づけなくしてしまったということを。


そして、コクシジウム症を克服した彼は、この経験からシンプルで有効的な病気の克服法を発見しました。

鶏が病気になったとき、フンが6〜7時間で出ていくことを計算し、半日の12時間断食させ、その間、餌箱には炭を入れ、飲料水には木酢液を入れ、大腸内をきれいに抗菌し、雑菌から腸を守るのです。


すると、ワクチンもビタミン剤も抗生物質も消毒剤も何も要らず、約2日間という早さで病気が治ってしまったのです。

そして、不思議なことが起こりました。

その鶏から取れた卵は、卵アレルギーの人でもアレルギー症状が出ず、殻は、他の殻の100倍の鉄分が含まれ、その殻を市販の牛乳に入れ温めておくと、乳酸菌など入れずにヨーグルトやチーズができてしまうという現象が・・・


まさに、常識を打ち破る結果を生んだのです。

ちなみに、豚の場合だと、1日の断食とその間に炭や酢を与え、次の日には通常の半分の餌を与え、3日目には70%の餌と炭や酢を与えると、ほとんど病気が治ってしまうということを観察しているという。

当然、牛の場合は、断食の期間をもう少し長くしていけばよく、今、問題になっている‘口蹄疫’の問題も解決する可能性が多分にあるのです。


これらの貴重な体験によって学ぶことは、私たちは、単に口から入れるモノだけに気を取られず、からだに触れるモノができるだけマイナスの電子に帯電するものを身につけなければならない、ということでもあるのです。

とすれば、古来より珍重されてきた麻、綿、絹、そして竹の繊維質で作られたものを素材とし、ナイロンなどプラス電荷に覆われるようなものは怖いということです。

そして、断食的な要素を取り入れることが、いかに免疫を回復させることにも有効かという貴重な証拠ともなりえるでしょう。

これを鶏の貴重な命が教えてくれたのです。